(承前)ここまで「学習指導要領による制限と裁量」についてブログで紹介してきました。実は、学習指導要領の制限の一つである「学習時間の制限」に関して、一部の学校では例外とも言える規則が存在するのです。今回は「通信制高校における特例」について見ていきたいと思います。 【スポンサードリンク】 通信制高校の特例 高校の学習指導要領の総則を読むと、興 …
Read More »学習指導要領による制限と教員の裁量(3)
(承前)前回は学習指導要領における教員の裁量について見てきました。教員が裁量権を放棄しなければ、工業化社会の学校においても個別最適化した学習は可能であることが分かりました。そこで今回は「教員の裁量」から一歩踏み込んで、「学校の裁量」について考えていきたいと思います。 【スポンサードリンク】 「教育法規に書かれていないこと」は変えられる 刺 …
Read More »学習指導要領による制限と教員の裁量(2)
(承前)前回は学習指導要領の制限について見てきました。制限が厳しいと感じられたかもしれません。しかし、学校と教員に与えられた裁量を理解すれば、現行の学習指導要領でも個別最適化の教育を実施する余地は見つけられます。今回は、教員の裁量について見ていきたいと思います。 【スポンサードリンク】 教員の裁量 前回みてきたように、学習指導要領によって …
Read More »学習指導要領による制限と教員の裁量(1)
「Society5.0は脱工業化社会」を書いている途中ですが、ここで少し学習指導要領について触れておきたいと思います。学校で学ぶ内容は学習指導要領によって規格化されていると論じてきました。そこで今回は、学習指導要領がどのように制限を課しているのか、学校と教員にはどんな裁量が認められているのか、見ていきたいと思います。 【スポンサードリンク …
Read More »Society5.0は脱工業化社会(7)
(承前)真の意味で「個性化・統合化・非同時化・分散化・適正規模化・地方分権化」が実現された脱工業化社会と、今現在の工業化社会の間には、実はもうひとつステージが存在します。それが「修正された工業化社会(修正工業化社会)」です。 真の脱工業化社会と修正工業化社会との間には大きな隔たりがあります。当然、推進派のふたつの勢力、「修正された工業化社 …
Read More »小学5年生の保護者会講演
今日は中学受験模試の保護者会で講演を行ってきました。首都圏模試センターの小学5年生を対象にした模試(統一合判)で、試験を受けているお子さんを待っている時間を使って、保護者の方々に教育のお話をさせて頂きました。 【スポンサードリンク】 今日の聞き手は中学受験を考えている保護者でしたので、私立中学校の選び方についてお話をしました。私自身も中学 …
Read More »Society5.0は脱工業化社会(6)
前回の記事「Society5.0は脱工業化社会(5)」を更新したあと、Facebookで友人から質問をもらいました。質問内容は「(前略)長幼の序が依然として残ってる日本では(脱工業化は)なかなか難しいんではないかい?」というものでした。おっしゃる通り。脱工業化社会を推進しようとする人もいれば、反対する人もいます。脱工業化は一筋縄では進まな …
Read More »マーク・ザッカーバーグ氏が語る次の10年(全文Google翻訳)
Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏が昨日、自身のFacebookで「次の10年」に関する見解を発表しました。英語の全文はこちらから読めます。ザッカーバーグ氏が描いている未来社会は、私の考え(脱工業化社会)と必ずしも一致しているわけではありませんが、テクノロジーが社会に与えるインパクトを考える上では大変参考になります。英語が苦手な人 …
Read More »Society5.0は脱工業化社会(5)
前回は「脱工業化社会がどのような社会になるか」をみてきました。脱工業化社会は個別最適化された社会で、異質なもの同士をコラボレーションする発想が大事になります。さて、このような新しい時代を迎えるにあたって、子供たちが幸せに生きるためには、どのような教育が求められるのでしょうか。脱工業化社会の教育について考えていきたいと思います。 【スポンサ …
Read More »Society5.0は脱工業化社会(4)
(承前)繰り返しになりますが、「工業化社会の考え方」は間違っていて「脱工業化社会の考え方」が正しい、ということではありません。その時代にマッチする考え方と、その時代にマッチしない考え方があるだけです。そして残念ながら、今の学校制度の大部分は時代にマッチしなくなっているのです。 これからの時代にマッチする教育とは一体どんな教育なのでしょうか …
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