OpenAIカンファレンスにて、ChatGPTの最新アップデート情報が公表

11月7日、OpenAIの開発者向けカンファレンス「DevDay」が開催され、最新のChatGPTアップデート情報が公開されました。AI開発のトップランナーであるChatGPTがどのように進化しているかを知ることは、AI社会の未来を理解する上で非常に重要です。このカンファレンスは開発者向けのマニアックな内容も含んでいますが、ChatGPTを利用している方やAI社会の進展に興味を持っている方にとって、内容をざっと確認する価値があります。


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ChatGPTの最新アップデート情報

OpenAIのカンファレンスでは、非常に多くのアップデート情報が発表されました。詳細な情報は以下のウェブサイトでご確認いただけますが、ここでは私が注目しているポイントをいくつか紹介したいと思います。

注意:以下の内容は全て有料版ChatGPT限定です

受け入れ可能な入力文が300ページ以上のテキストに拡張

最も注目すべきポイントはこちらです。これまでのChatGPTは、入力文の制約が厳しく、長文の要約や長文を題材にした問題の作成など、そのような用途には向いていませんでした。しかし、今回のアップデートにより、300ページ以上のテキストに相当する長さの入力が可能となり、ChatGPTの活用範囲が大幅に拡大しました。これにより、ChatGPTはさらに多くのシチュエーションでその力を発揮できるようになりました。

ChatGPTの学習データが2023年4月まで対応

従来は2022年1月までのインターネットの学習データしか利用できなかったChatGPTですが、アップデートにより2023年4月までのデータを活用できるようになりました。地味ですが、非常にありがたいアップデート内容ですね。(無料版は2022年1月までなので注意)

ChatGPT Plusの追加機能が同時に使用可能

ブラウジング機能、Advanced Data Analysis、画像生成機能が実装されていましたが、これらの機能を同時に使用することはできませんでした。しかし、今回のアップデートにより、これらの機能をすべて組み合わせて利用できるようになりました。これにより、ブラウジング機能を使用してインターネットから情報を収集し、それをAdvanced Data Analysisでデータ分析するなど、多くの新たな用途が可能となりました。

カスタムChatGPT(GPTs)とGPTストアの登場

ユーザーはChatGPTをカスタマイズし、特定の課題に特化したChatGPTを開発できるようになりました。この開発は、プログラミングの知識が不要で、GPT Builderというツールを利用して行えます。さらに、11月末にはカスタムChatGPTをユーザー同士で販売できるGPTストアが登場予定です。これは非常に注目すべき発展です。生成AI開発の民主化といってしまうと大仰ですが、ChatGPTプラットフォームを通じて、ユーザーが自分のニーズに合ったアプリケーション(カスタムChatGPT)を開発できる仕組みが整いました。これは、Appleが提供するスマートフォンアプリ開発のプラットフォームに似ている側面もあります。将来的には、教育分野に特化したカスタムChatGPTなどが開発され、今後が非常に楽しみです。

最新アップデートは全て有料ユーザー向け

前述しましたが、これらの最新アップデートはすべて有料版ChatGPT(ChatGPT Plus)に限定されています。今回、無料版ChatGPTにはアップデートが提供されていません。

最近の動向を考えると、無料版と有料版の間には差が広がっています。月額20ドル(約3,000円)という有料版の価格には抵抗を感じる方も多いかもしれませんが、最新のテクノロジーを学び、業務効率を向上させるための投資として考える価値はあると個人的に思います。有料版ChatGPTについては別の記事で詳しく取り上げる予定ですが、私自身はこれを有用なツールとしてお勧めします。

追伸:学校の先生向けにChatGPTの入門書を出版しています。ChatGPTの基礎と活用方法を知りた方は、ぜひご検討ください。