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教育者向けの記事

Society5.0は脱工業化社会(10)

(承前)社会には工業化社会、修正工業化社会、真の脱工業化社会の3つのステージが存在します。工業化社会の維持派は「今の社会における既得権益者の勢力」と「変化を嫌う勢力」に、脱工業化社会の推進派は「『修正工業化社会』を目指す勢力」と「『真の脱工業化社会』を目指す勢力」に分かれます。前回は教育業界の主要なプレイヤーを勢力ごとに整理して見てきましたが、実はまだ紹介していない重要なプレイヤーがいます。それは、Z世代の生徒たちです。 【スポンサードリンク】 世界で活躍するZ世代 Z世代とは元々マーケティング用語で、1990年代半ばから2000年代の初めに生まれた世代を指します。X世代(1960年代〜197 …

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Society5.0は脱工業化社会(9)

(承前)Society5.0は脱工業化社会(8)の続きです。社会には工業化社会、修正された工業化社会、真の脱工業化社会の3つのステージが存在します。その3つのステージをめぐり、あらゆる業界で「工業化社会に留まろうとする派」と「脱工業化社会を進めようとする派」の綱引きが発生しています。前回、教育業界における代表的な「綱引きのプレイヤー」を紹介しました。そこで今回は、彼らの思惑について考察していきたいと思います。 【スポンサードリンク】 プレイヤーの4つの勢力 「綱引きのプレイヤー」の思惑を知るには、彼らがどの勢力に属しているか考えることが大事です。上図のように、工業化社会の維持派には「今の社会に …

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プログラミング学習のツール

昨日はマインクラフトとscratchを使ったプログラミングの方法を紹介しましたが、「マインクラフトとスクラッチを使う」ことが小学生のプログラミング教育で正解ということではありません。今はプログラミング教育の選択肢がたくさんあります。そのどれを選んだとしても、基本的な「プログラミングの学習」は出来ると私は思っています。それでは、どういう基準でプログラミング教育のツールを選べばよいのでしょか。 【スポンサードリンク】 いろいろな選び方がありますが、私は「子供たちの興味のあるツール」で選んでいます。今回は講座の子供たちが”たまたま”マインクラフトを大好きだったので、マインクラフトでプログラミングを出 …

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エンジニアという職業

土曜に参加した交流会での出来事です。子供たちの将来を考えたとき、一番安泰そうな職業は何かという話題になりました。ある小学校の先生はエンジニア(=プログラミングを仕事とする人)とおっしゃいました。それを聞いた私は、思わず「そんなことはない」と強く否定してしまいました。 【スポンサードリンク】 交流会という場で相手の意見を否定してしまったことは反省しつつも、「エンジニアが安泰」という考えを教員や保護者が持つのは危険だと私は思っています。私自身のエンジニアとしての経験から言うと、エンジニアは人を選ぶ職業です。そして、競争が激しい仕事でもあります。 プログラミング教育の必修化によって、少なからずエンジ …

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Society5.0は脱工業化社会(8)

脱工業化社会のポテンシャル図

(承前)少し間が空いてしまいましたが、Society5.0は脱工業化社会(7)の続きです。社会には工業化社会、修正された工業化社会、真の脱工業化社会の3つのステージが存在します。その3つのステージをめぐり、あらゆる業界で「工業化社会に留まろうとする派」と「脱工業化社会を進めようとする派」の綱引きが発生しています。この論考の後半では、教育業界における「綱引きのプレイヤー」を挙げ、彼らの思惑について考察していきましょう。 【スポンサードリンク】 教育業界のプレイヤー 今回はまず、教育業界におけるプレイヤーを整理したいと思います。上記の図をご覧ください。プレイヤーは「工業化社会の維持派」と「脱工業化 …

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【告知】第4回「新中学入試セミナー」開催(2/16)

21世紀型教育機構主催の教育イベント、第4回「新中学入試セミナー」が2月16日(日)に開催されます。中学受験を考えている保護者の方や21世紀型教育に興味のある先生方、お誘いいたします。イベント会場は和洋九段女子中学校高等学校です。 今回のテーマは、『「新タイプ入試」や「新しい学びの経験」を生み出すPBL型授業』です。21世紀型教育のイベントですので、「テーマであるPBL型授業」をワークショップで実際に体験することができます。普段からPBL型授業で学んでいる和洋九段女子の生徒さんがファシリテーターをしてくれます。おすすめのワークショップです。 また、今回のイベントでは、私も少しだけ登壇いたします …

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学習指導要領による制限と教員の裁量(4)

(承前)ここまで「学習指導要領による制限と裁量」についてブログで紹介してきました。実は、学習指導要領の制限の一つである「学習時間の制限」に関して、一部の学校では例外とも言える規則が存在するのです。今回は「通信制高校における特例」について見ていきたいと思います。 【スポンサードリンク】 通信制高校の特例 高校の学習指導要領の総則を読むと、興味深い記述がみつかります。「通信制の課程における教育過程の特例」です。 高校の学習指導要領総則より引用 通信制の学校に通っている子供たちは、様々な理由から「スクーリング(物理的に学校に通うこと)」が困難な子供たちが多いです。そのため、その事情に配慮した特別な制 …

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学習指導要領による制限と教員の裁量(3)

(承前)前回は学習指導要領における教員の裁量について見てきました。教員が裁量権を放棄しなければ、工業化社会の学校においても個別最適化した学習は可能であることが分かりました。そこで今回は「教員の裁量」から一歩踏み込んで、「学校の裁量」について考えていきたいと思います。 【スポンサードリンク】 「教育法規に書かれていないこと」は変えられる 刺激的な見出しを付けましたが、文字通りの意味です。教育基本法や学校教育法などの教育法規に書かれていない内容については、学校に裁量があるのです。 大きな話題になったのでご存知の方も多いと思いますが、東京都の千代田区立麹町中学校が行った改良がこれに該当します。麹町中 …

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学習指導要領による制限と教員の裁量(2)

(承前)前回は学習指導要領の制限について見てきました。制限が厳しいと感じられたかもしれません。しかし、学校と教員に与えられた裁量を理解すれば、現行の学習指導要領でも個別最適化の教育を実施する余地は見つけられます。今回は、教員の裁量について見ていきたいと思います。 【スポンサードリンク】 教員の裁量 前回みてきたように、学習指導要領によって「最低限教えるべき教育内容」と学習時間の制限が課せられています。学習指導要領に書かれている「最低限教えるべき教育内容」は、全ての生徒たちに指導しなくてはなりません。加えて、各教科で実施しなければいけない最低限の授業数も決められています。一体どこに教員の裁量があ …

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学習指導要領による制限と教員の裁量(1)

「Society5.0は脱工業化社会」を書いている途中ですが、ここで少し学習指導要領について触れておきたいと思います。学校で学ぶ内容は学習指導要領によって規格化されていると論じてきました。そこで今回は、学習指導要領がどのように制限を課しているのか、学校と教員にはどんな裁量が認められているのか、見ていきたいと思います。 【スポンサードリンク】 学習指導要領のポイント 文部科学省の資料を読むと、こうあります。 学習指導要領等は、全国的に一定の教育水準を確保するとともに、実質的な教育の機会均等を保障するため、国が学校教育法に基づき定めている大綱的基準。各学校段階ごとに、それぞれの教科等の目標や最低限 …

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