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先生のための Weekly 教育ニュース(12/19〜12/25)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「文部科学省、コンピュータ教室の廃止に待ったの通知」「公立の小中学生8.8%に発達障害の可能性」「文部科学省が教職員の残業時間を調査」について取り上げています。


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文部科学省、コンピュータ教室の廃止に待ったの通知

12月19日、文部科学省はコンピュータ教室の廃止する動きに「待った」をかける通知を出しました。こちらのニュースについては別途記事にしていますので、興味のある方はこちらをご覧ください。

公立の小中学生8.8%に発達障害の可能性

通常学級に通う公立小中学校の児童生徒の8・8%に発達障害の可能性があることが13日、文部科学省の調査で明らかになった。10年前の前回調査から2・3ポイント上昇し、35人学級なら1クラスに約3人が読み書き計算や対人関係などに困難があるとみられる。このうち約7割が各学校で「特別な教育的支援が必要」と判断されていなかった。文科省は「特別支援教育の知識がある教員が少なく、適切な支援ができていない可能性がある」としている。

文部科学省が教職員の残業時間を調査

教員の働き方改革を進めるために、文部科学省が教職員の残業時間の調査を行いました。その結果、国が定めた残業時間の上限「月45時間」を超えていた教職員の割合は、中学校で5割、小学校と高校で3割余りにのぼることが判明しました。結果自体はブラックな現状を示していますが、こうしたデータをきちんと調査し始めた文部科学省には期待が持てそうですね。これから働き方改革が進んでいくことを期待しています。

文部科学省は、全国1794の都道府県や市区町村の教育委員会などを対象に、教職員の働き方改革の状況を調査しました。

ことし4月から7月の残業時間の平均を調べたところ、国が上限としている月45時間を超えた教職員の割合は、高い順に
▽中学校で53.7%
▽小学校で36.9%
▽高校で36.6%となり、
いずれも前の年とほぼ変わらない結果となりました。

中学校での残業時間を詳しく見ると
▽45時間を超えて80時間以下が40%
▽80時間を超えて100時間以下が8.9%
▽100時間を超えたのが4.8%でした。