毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「大学生らの中途退学や休学した学生は減少」「自殺した児童生徒 最多の479人 高校生の女子が大幅増加」「GIGAスクールに関するGoogleのプレスリリース」について取り上げています。
大学生らの中途退学や休学した学生は減少
多くの報道では「コロナ渦の影響で例年と比べ退学者、休学者が増えているはず」という前提で報じられていますが、データをみると前の年の同じ時期と比べて「中退者は2割ほど、休学者は1割」近く減っているという結果になっています。
これは国や大学の様々なケアが功を奏したからでしょう。具体的には、各大学による授業料の納付猶予や減免、そして「国の低所得世帯を対象とした給付型奨学金の新設」などの施策が効果的だったと考えられます。
コロナ禍による学生への影響はまだ続いていますので、来年度も継続した支援が必要です。
自殺した児童生徒 最多の479人 高校生の女子が大幅増加
とても痛ましいニュースです。
去年1年間に自殺した小中学生と高校生は合わせて479人と、前の年の1.4倍に増加し、これまでの国の調査において、過去最多となったことがわかりました。特に高校生の女子が大幅に増加しており、文部科学省は支援団体への聞き取りや、SOSを出しやすい態勢づくりを急ぐ方針です。
(中略)
学校別の内訳では、
▼小学生が前の年より8人増えて14人、
▼中学生が40人増えて136人、
▼高校生が92人増えて329人となっています。
GIGAスクールに関するGoogleのプレスリリース
2月18日、Googleはオンラインイベント「Learning with Google」を開催しました。その日本向けの説明会で「GIGA スクール対象となる区市町村の自治体のうち半数がG Suite for Educationを選び、GIGAスクール対象となる自治体の半数近くがChromebookを選んでいる」と発表したそうです。
調査の詳細はこちら。
調査の結果、回答した1478の自治体がGIGAスクール構想で調達する端末の総数は748万7402台。端末をOS別にみると、Chrome OSを搭載する端末が327万8110台と最多でシェアは43.8%。次いで米Apple(アップル)のiPad OSが210万7935台で28.2%、僅差で米Microsoft(マイクロソフト)のWindowsが210万1357台、シェア28.1%で続いた。
公立小中学校「GIGAスクール」端末のOSシェア1位はChrome OS、2位3位は?
Googleのシェアに関するニュースも重要ですが、先生方に気にかけておいて欲しいニュースは別にあります。Googleは先ほどと同じオンラインイベントにて、Google Workspace for Education(旧称 G Suite for Education)の新料金プランを発表しました。
注意すべきは、教育向けに無制限でストレージが提供されていたものが「組織全体で100TBまで」という制限がつくことです。ストレージ制限は大きな問題になる可能性がありますので、ICT担当の先生はGoogleの動向に注意しておきましょう。