先生のための Weekly 教育ニュース(11/24〜11/30)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「文部科学省、補正予算に過去最高の1.6兆円計上」「文部科学省、交付金創設し高校教育改革へ」「国立大運営費交付金、補正予算案で421億円計上」について取り上げています。


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文部科学省、補正予算に過去最高の1.6兆円計上

松本洋平文部科学大臣はきょう(28日)の記者会見で、補正予算案が過去最高となる1兆6091億円に上ったと発表しました。

文科省はデジタル化やAI技術の発展などを見据え、2040年には理系人材の不足が懸念されているなどと説明。理数的要素を身に付けた人材の育成に先駆的な取り組みを行った高校などを支援するため、各都道府県に基金を設置する事業におよそ3000億円を計上しました。

文部科学省、交付金創設し高校教育改革へ

文部科学省は28日、高校教育改革に関する基本方針の骨子を公表した。人工知能(AI)に代替されない力の育成を目指し、改革を後押しするための高校向け交付金を2027年度に創設することを盛り込んだ。高校授業料の無償化が拡充されるのに合わせて25年度中に基本方針を策定し、各都道府県が具体的な計画を立てる。

 骨子は少子高齢化や過疎化がいっそう深刻化していく中で、(1)AIに代替されない能力や個性の伸長(2)経済や社会の発展を支える人材育成(3)一人一人の多様なニーズに対応した教育機会・アクセスの確保―三つの視点で高校教育改革に取り組むとした。

国立大運営費交付金、補正予算案で421億円計上

国立大学に配分されている運営費交付金について、文部科学省は28日、2025年度補正予算案に421億円を計上した。人件費の高騰を反映した。人件費に充てられる予算を補正で計上するのは04年度の国立大学法人化以降初めて。国立大の基盤的経費となる運営費交付金は減少傾向が続いており、文科省の担当者によると補正予算案で400億円超の金額が盛り込まれるのは「画期的」という。