旺文社「全国の高等学校におけるICT活用実態調査」が公開

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株式会社旺文社による2025年度「全国の高等学校におけるICT活用実態調査」の結果についてご紹介します。今年で9回目を迎える本調査では、全国661校の高等学校からの回答を集計しており、「生成AIの利用状況」も含まれた興味深い内容となっています。

調査結果からは、生成AI活用が進んでいる学校と、そうでない学校との間に明確な二極化が見られることが判明しました。この状況はAI教育推進における重要な課題といえるでしょう。詳細は続きをご覧ください。

目次

全国の高等学校におけるICT活用実態調査

■高等学校におけるAI技術・ツールの活用実態と課題
高等学校における「生成AI」の利用が少しずつ進んでいます。
本調査では、「授業や生徒指導にかかわる校務」「学校運営に関わる校務」「学校行事や部活動」「保護者への対応」の4つのシーンに分けて利用状況を問いましたが、いずれもほぼ同様の回答傾向となり、「十分活用できている」「まあまあ活用できている」の合計割合が全体の約3割という結果となりました。〈図7〉

積極的に活用しているという回答者からは、「教材作成や進路・進学指導の補助に利用」、「実際生徒に生成AIを利用させて何が問題点か考えるための教材にした」など、さまざまな用途や事例が挙がりました。単純かつ煩雑な作業はAIに任せ、より有意義で人間的な指導を実現したいという明確なビジョンのもと、従前のICTと同様に活用を推進しているケースが多いようです。
一方で、全体の約7割が「活用できていない」と回答しており、状況は二分されています。「AIの利用に際しては自治体への届け出や保護者からの同意書が必要」、「個人情報の漏洩や著作権侵害の心配がある」など、使いたくても使えない、使い方がわからないという声も多数挙がりました。

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著者

AI教育コンサルタント / 株式会社FlipSilverlining 代表取締役 / 守谷市生成AI活用推進プロジェクトアドバイザー
自治体のAI教育アドバイザーや私立中高の教育コンサルとして学校現場に入りながら、AI時代の教育について書いています。著書3冊(明治図書)、教員研修・講演120回以上、授業視察1,000回以上。

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