Zoomのアップデート情報です。先日、Zoomがアップデートされて、新機能が追加されました。この新機能を使うと、古いバージョンのZoomアプリを使用しているユーザーに、最新のバージョンにアップデートするようお願いすることができます。オンライン学校説明会やオンライン交流会などのイベント主催者におすすめの新機能ですね。
新機能の使い道
日常的なZoomミーティングでは、参加者が古いバージョンのZoomアプリを使っていても大きな問題はありませんが、交流会などのオンラインイベントでは困ることがあります。
例えば、2020年9月にリリースされた「ブレイクアウトルームを自由に移動できる新機能」を活用したオンライン交流会を開催したいとします。もし参加者が古いバージョン(5.3.0以下)のZoomアプリを使っていたら、ブレイクアウトルームの移動を自由に行うことができません。
こんなとき、主催者側が前もって「バージョン5.3.0未満のユーザーにアップデートを自動でお願いする」という設定ができるようになった、というのが今回のZoomの新機能です。
新機能の使い方
この新機能を使うためには、有料プランのアカウント所有者もしくは管理者である必要があります。Zoomの公式ホームページからサインインして、アカウントの設定画面に移動しましょう。
サインインできたら、左側にあるサイドバーの管理者にあるアカウント管理(①)からアカウント設定(②)をクリックし、ミーティングのタブ(③)から管理者オプション(④)をクリックしてください。
そこから画面を一番下までスクロールさせると、次のような項目がみつかります。ここで新機能の設定を行います。
「ユーザーがクラインを更新する必要があります」の設定をオンに変更しましょう。次のようなポップアップウィンドウが表示されますので、ここでも「オンにする」を選択しましょう。
すると、以下のような設定項目が新たに表示されます。ここの項目を調整することで、ユーザーにバージョンアップを促す設定を行うことができます。
大事なポイントとしては、「アカウント内のユーザーのみに適用します」ではなく「アカウント内のユーザーと外部の参加者に適用します」に設定しないと、一般参加者向けにアップデートを促すことができない点です。
(余談ですが、「アカウント内のユーザーのみに適用します」は、組織のセキュリティを高めるためにアップデートを促すための設定になります。)
また、アップデートをお願いする基準は、プラットフォーム(Windows、macOS、Linux、Android、iOS)ごとにバージョンを指定できるの特徴です。
もしオンラインイベントで「参加者がブレイクアウトルームを自由に移動できる機能」を使いたいのであれば、ここでバージョンの指定を「5.3.0以上」にすればOKです。これで設定の説明は終わりです。
この設定をした状態で、古いバージョンを使用している参加者がZoomミーティングに参加しようとすると、上のようなポップアップが表示されて更新を促されるようになります。
オンライン学校説明会やオンライン交流会などのイベント主催者の方は、必要に応じて新機能を活用してみてくださいね。