少し前の話です。昨年末に参加した講習会である大学生の青年と知り合いになりました。彼は大学で学びながら積極的に社会活動に参加していました。そんな彼に相談をされたのが「仕事の選び方」です。彼曰く「チャレンジしたい仕事が多すぎて困っている」ようでした。仕事の選び方は色々ありますが、迷ったときは「誰から仕事を頼まれたのか」で決めるとアドバイスしました。
仕事内容よりも「人との繋がり」が大事
20代の若者にむけて書きます。仕事の選び方は「仕事内容」で決めるのが良さそうに思えます。確かに、仕事内容は大事なファクターです。
経験を積むと、引き受ける前から仕事内容が分かるようになります。自分の得意な仕事かどうかはもちろんのこと、自分の仕事の好みや、仕事を通して得られる様々なことまで見通しがつくようになります。
ですが、若いときは経験が少ないため、このような見通しがつきません。面白そうな仕事だと思って引き受けたのに全然つまらなかったり、その逆もあるでしょう。あてにならないのです。
だから、若いときは仕事内容よりも「仕事の依頼者」で判断することをおすすめします。
「仕事の依頼者」がしっかりした人物であれば、長期的にwin-winの関係を築いてくれるからです。仮に「頼まれた最初の仕事」自体がつまらない仕事(メリットの少ない仕事)だとしても、依頼者がちゃんとした人であれば、埋め合わせをしてくれるでしょう。(少なくとも私自身はそのように気をつけています。)
反対に、「仕事の依頼者」が独善的な人物であれば、いいように使われて終わってしまうでしょう。仕事内容が魅力的にみえても、実はそうでないパターンも多いです。誰からの仕事であるか、はとても重要です。
とはいえ、若いときは「人を見る目」も当然ないので、失敗することが多いと思います。(私もいっぱい失敗しました?)
若い人にアドバイスをするなら、その人の周りにいる人を観察してみてください。依頼者がちゃんとした人であれば、中長期的につながっている人が大勢います。反対に独善的な人物であれば、その人の周りには「新しい知り合い」や「お金・名声に惹かれた人」が集まっています。
経験を積んで仕事内容の見通しができるようになった後も、「誰から仕事を頼まれたのか」は大事です。私は仕事内容よりも「依頼人との繋がり」を重視して判断するようにしています。よかったら参考にしてみてください。