今回は、2026年3月13日(金)に開催される大学院生向けオンラインイベント「より良い学振申請書を作ろう」をご紹介します。
実は私自身、東京大学大学院に在籍していた頃に学振(日本学術振興会特別研究員)に挑戦し、採用には至らなかった経験があります。今回このイベントを知って、率直に「当時の自分にこれがあったら」と感じたので、ぜひ研究者を志す大学院生に知っていただきたいと思い記事にしました。
学振とは
学振特別研究員は、博士課程の大学院生にとって非常に大きな存在です。採用されると月額22.7万円の研究奨励金(返済不要)に加え、年間最大150万円の研究費が支給されます。採否によって博士課程の生活環境が大きく変わるため、大学院で研究を志す方にとっては極めて重要な制度です。
しかし、申請書の書き方を体系的に学ぶ機会は意外と少なく、研究室内の口伝や先輩の申請書を参考にするケースが多いのが実情ではないでしょうか。少なくとも私のときはそうでした。
イベントの概要
講師を務めるのは、東京大学大学院工学系研究科准教授の吉田塁先生です。これまでに300件を超える学振申請書にフィードバックをされてきた実績をお持ちで、今回のイベントでは評価の仕組みから作成のポイントまでを幅広く解説されます。
私がとりわけ注目したのは、吉田先生が生成AIの教育活用でも第一線で活躍されている点です。同じくAIの教育活用に取り組む者として、「生成AIで申請書をブラッシュアップする」というアプローチには素直に感心しました。3月10日には『学振特別研究員に採用される方法とコツ』(羊土社)を出版予定で、第5章では「生成AIの使いどころ」をテーマに具体的な方法が解説されるとのことです。
開催情報
- 日時: 2026年3月13日(金)19:00〜21:00
- 場所: YouTube Live(事前申込なしでも視聴可)
- 費用: 無料
- 対象: 学振申請書を作成する予定がある方、作成に関わる方
- 申込: Googleフォーム(リマインド希望の方は開催2日前までに)
- 配信URL: YouTube Live
- 詳細: 吉田塁研究室 イベントページ
おわりに
博士課程を目指す学生さんが身近にいらっしゃる先生方は、ぜひこのイベントを共有していただければと思います。無料でオンライン参加できるこの機会が、一人でも多くの大学院生に届くことを願っています。
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