仙台大学による生成AI教育利用に関する全国調査の最新報告書から、教育現場における重要な転換点が明らかになりました。昨年から開始されたこの調査は、全国の学生と教員約9,000名を対象に、生成AIの利用実態と意識、教育上の課題を包括的に調査したものです。
今回の調査で特筆すべき点は、学生(高校生以上)の生成AI利用率が54.5%と過半数を超え、「生成AI導入の是非」を議論する段階から「いかに効果的に実装するか」という実践段階へと完全に移行したことです。一方で、利用学生の約半数(50.5%)が「適切に使える自信がない」と回答し、特に情報の引用方法やファクトチェックのスキルが不足していることが判明しました。
教育現場での生成AI活用が進む中、その質的向上が次なる課題として浮上しています。詳細については、ぜひ報告書本文をご確認ください。
お勧め調査

お勧め調査はこちらです。
福原将之の科学カフェ 「福原将之の科学カフェ」では、学校の先生や小学生・中学生・高校生の保護者に向けて、教育に関する情報を発信しています。カフェで読書をするような気楽な気持ちでお楽しみください。