昨日、今年最後のChatGPT教員研修をオンラインで実施しました。今回は北海道の町教育委員会のご依頼で、公立小学校及び中学校の先生方を対象に「ChatGPTの活用法とその意義」について講演しました。この研修が多くの先生方にとってChatGPTを使い始める契機となれば幸いです。
AI教育の普及を目指して
今年3月にChatGPT教員研修プログラムを開発して早9ヶ月です。研修を開始した当初は、まだ日本教育業界は生成AIを禁止するか活用するか議論が盛んに行われていた時期です。しかしそれから9ヶ月、東大副学長による「ChatGPTの利用前提に全てを見直す方向へかじを切る」宣言や、文部科学省の生成AIガイドライン発表を経て、今は「生成AIを学校教育にどう活用していくか」の段階に進みました。実際、大学現場では大学の3割が授業での生成AI活用が開始されています。
今後、ICT以上にAIを使いこなせるかスキルが重要になり、AIに不慣れた人はAI格差に陥ってしまいます。子供達が将来そうならないためにも、いち早く教育現場でのAI活用の普及が急務です。来年も引き続き、講演会や教員研修、執筆活動などを通してAI教育の普及に尽力していきたいと思います。