4月より各所で実施してきたChatGPT教員研修を、来週の宮崎出張に合わせてリニューアルしています。既存のVer3では、生成AIの著作権問題やセキュリティ対策を追加しましたが、新たなVer4では生成AIの授業事例の紹介や生成AIガイドライン策定についての詳しい解説を取り入れています。さらに、前回のアップデートからの生成AIと教育の最新動向も取り上げます。この研修プログラムは、総計で約3時間の内容を予定しています。
ChatGPT教員研修プログラム紹介
(これまでのChatGPT教員研修の様子)
ChatGPT教員研修のプログラムは、大きく導入・活用・展望の3パートに分かれています。
「導入」のパートでは、ChatGPTの基本操作、セキュリティと著作権の問題点、さらに効果的な活用方法に焦点を当てて解説します。このパートを通じて、参加するすべての教員がChatGPTを自信をもって使用できるスキルを習得することを目指します。
次に「活用」のパートでは、具体的な学校現場での使用例をケーススタディとして実習形式で取り組む予定です。単なる情報伝達のみの研修では、実際の現場に役立つスキルが身につきにくいですので、私の研修では参加者が実際にChatGPTを操作する実践的な経験を重視しています。さらに、学校の授業や教育分野における民間企業での生成AIの活用事例を紹介します。
最後の「展望」のパートでは、ChatGPTをはじめとする生成AIが社会に与える影響や、社会がどのように変化していくのか、そして学校独自の生成AIガイドラインを策定することの重要性について解説します。もちろん、文部科学省が公開している生成AIの暫定ガイドラインの概要についても触れる予定です。この研修の経験を通じて、参加者の学校における生成AIの議論やAI教育へのアプローチが更に充実することを願っています。
このようなChatGPTの研修を希望する先生は、ブログか私のFacebookにメッセージをお送りください。AI教育の発展に貢献することができるよう、今後も教育におけるAI活用について積極的に取り組んでまいります。
書籍「教師のためのChatGPT入門」
もし学校での研修実施が困難な場合、私の新刊「教師のためのChatGPT入門」を参考にしていただきたいと思います。この書籍は、ChatGPTの基礎から始め、その応用、セキュリティの検討、そして生徒への適切な取り組み方法まで、幅広く丁寧に解説しています。教員研修で使用するケーススタディも掲載しており、日常業務や授業準備に非常に役立つ内容となっています。
出版日は9月15日とまだ少し先ですが、下記のAmazonリンクより予約を受け付けております。
明治図書出版の公式ホームページからご予約いただけますと、9月4日にお手元にお届け可能です。読むのが待ち遠しいという方は、ぜひこちらをご利用ください。
この書籍をもとに、同僚の先生方との勉強会の開催や、研修の実施に活用することもおすすめします。生成AIの有効な利用法を多くの先生方に伝えたく、私はこの1冊を執筆しました。ぜひ手に取り、実際の教育現場での活用に役立てていただければ幸いです。
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