データベース設計ツール、A5:SQL Mk-2に乗り換え

昨日の記事の続きです。データベース設計用のツールのトレンドを調べて、SqlDBMという海外のクラウドソフトを採用したのですが、思わぬ落とし穴がありました。期待していた「論理名表示」の機能が、有料のスタンダードプランで利用できないことが分かったのです。「論理名表示」機能を使うには、有料のビジネスプランでないと使用できず、料金はなんと年間3,000ドル。さすがに高額なので、別ツールに乗り換えることにしました。


【スポンサードリンク】

論理名/物理名の切り替え機能

今回のデータベース設計の案件は、クライアントさんがエクセルで管理していたデータをデータベースに起こして再設計するというものです。クライアントさんにER図を見せてやりとりをすることが必須なので、ER図での論理名/物理名の切り替え機能は必須だと考えています。

そこで「論理名 ER図 データベース設計」と検索したところ、トップに表示されたのがこちらの記事でした。

記事中にはデータベース設計ツール比較の図が掲載されており、こちらが非常に参考になりました。

「A5:SQL Mk-2に回帰した話」より引用

こちらを参考にデータベース設計ツールを再検討して、最終的には記事でお勧めされている「A5:SQL Mk-2(上図ではA5M2)」を私も採用することにしました。「A5:SQL Mk-2」は老舗のデータベース設計ツールで、非常に評判が高いです。コストはなんと無料のため、前回の検討でも候補に上がったのですが、Windows専用ということで採用しなかったツールです。

そこで今回は絡め手を使うことにしました。Mac上でWindowsアプリケーションを動かす「Wine」というアプリを導入し、それを使って「A5:SQL Mk-2」を起動するという方法です。

幸いにも「A5:SQL Mk-2」の開発者の方がM1 Macでの導入方法を記事にされており、こちらを参考にインストールしました。

途中、winetricksのインストールで躓きましたが、別のサイトを参考にして解決し、無事にインストールすることができました。

使ってみた所感ですが、かなり使いやすいです。ER図では「論理名/物理名」を切り替えられるだけでなく、同時に表示する機能も掲載されていて、とても良い感じでした。Wineを使って動かしているため動作に不安要素はありますが、今の所は大丈夫そうです。当面はこちらで開発を行いたいと思います。