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データベース設計用のツール選び

今日はエンジニアの話なので、興味のない人はスルーしてくださいね。データベース設計の大きい仕事を引き受けたので、データベース設計用のツールを探しました。今まではMySQL Workbenchを愛用していたのですが、今回はPostgreSQLのためMySQL Workbenchは使えません。クライアントと相談しながら設計を進めやすいように、「ER図がみやすい」ツールを探しました。


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データベース設計ツールのトレンド

データベース設計用のツールを選ぶにあたり、最近のツールのトレンドを調べてみました。参考にしたサイトはこちらです。

紹介されていたツールを片っ端からインストールしてみて、実際に操作してみた所感を紹介します。

Lucidchart

エンジニア以外にも使いやすい・分かりやすいUIが特徴のER図描画ツールです。無料版はなく、有料版のみ、一週間の無料トライアルがあります。採用するか悩んだのですが、ER図からSQLスクリプト(ddl)を出力する機能がなかったことと、外部キーの修正が全テーブルに反映されない仕様だったので採用しませんでした。

dbdiagram.io

コードベースで設計することで、自動でER図を描画してくれるデータベース設計ツールです。コードベースで書けるので、エンジニアにとっては設計しやすいです。無料で多くの機能を使える点も良かったです。こちらは割と好みのツールだったのですが、ER図を論理名で表示する機能がなかったため採用しませんでした。dbdiagram.ioの使用感については、こちらの記事がおすすめです。

dbdiagram.io を使ってコードベースで手軽に ER 図を作成する

SqlDBM

最終的に選んだのがこちら、SqlDBMです。ER図からのSQLスクリプト(ddl)出力はもちろん、論理名表示機能やバージョン管理機能もついています。まだ試していませんが、項目名の命名規則を一括で変換する機能もあるようです。データベース周りではかなりの高性能なツールです。

唯一の欠点は、有料でないと論理名表示などの有用な機能が使えないこと、そして金額が月額25ドルと高いことでしょう。年間契約でも240ドルもするのでちょっと悩みましたが、ツールを選んでいる時間や使いやすさを考えると、こちらを購入するのが良いかなと思っています。

以上、データベース設計におすすめのツール紹介です。参考になれば幸いです。