Facebookの動画ウイルスが流行中、対処法を紹介します(Chromeユーザーは要注意)

リアルの世界で新型コロナウイルス が流行している傍ら、バーチャルの世界ではFacebookの動画ウイルスが流行していますね。私の知り合いの先生や友人も、結構な人数がFacebookの動画ウイルスに感染しています。感染した友人の中にはICTに詳しい人も含まれており、動画ウイルスの厄介さと怖さを物語っています。そこで今日は、Facebookの動画ウイルスの予防策と、感染してしまった際の対処法を紹介したいと思います。Facebookを使われている方は、ウイルス対策の参考にしてください。


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Facebookの動画ウイルス

Facebookメッセンジャーで上記のような動画が送られてきたら、絶対にクリックしてはいけません。この動画がウィルスです。動画をクリックするだけでウイルスに感染し、Facebookアカウントを乗っ取られるそうです。

Facebookが乗っ取られると、今度は自分がFacebookの友達に動画ウイルスをばらまくことになります。非常に悪質なウイルスですので、注意しましょう。

Chromeブラウザでウイルス動画クリックしてしまうと、Chromeの拡張機能をインストールするよう促されますが、これもウイルスですので絶対にインストールしてはいけません。

ちなみに、動画を受け取っただけでクリックしていない人は大丈夫ですので、ご安心ください。

クリックしてしまった際の対処法

動画をクリックしてしまった人は、以下の対処を行いましょう。(Chromeブラウザを使っている人は、最初に以下の6つの対処を行った後に、後述する「Crhomeを使っている人の対処法」も行ってください。)

  1. Chromeブラウザを使っていたら終了する
  2. Chrome以外のブラウザ(FirefoxやSafariなど)を使ってFacebookにログインし、メッセンジャーに残っている動画ウイルスを削除する
  3. Chrome以外のブラウザのまま、Facebookに登録している外部アプリ一覧を確認して、身に覚えのないものは全て削除する
  4. Chrome以外のブラウザのまま、Facebookパスワードを変更し、二段階認証も設定する
  5. Facebookで繋がっている友人のメッセージを確認し、動画ウイルスを送っていたら動画ウイルスを削除、友人に注意喚起する
  6. Facebookと同じパスワードを使っているサービス(例:GmailやTwitterなど)があったら、パスワードを別のものに変更しておく

Facebookのパスワード変更方法と二段階認証の始め方は、以下のサイトを参考にしてみてください。

Chromeを使っている人の対処法

Chromeブラウザを使っている人は、上記の「クリックしてしまった際の対処法」に加えて、以下の対処を行う必要があります。この対処法を実行してウイルス拡張機能を削除しないと、Chromeを使っている最中ずっと裏でウイルスがばらまかれてしまいます。

Chromeを使っている人の対処法は、ずばり「Chromeブラウザのリセット」です。(Chromeの設定からウイルス拡張機能を削除すれば良いと思うかもしれませんが、このウイルスは「拡張機能を柵状できない仕掛け」をしているため、リセットする対処法が一番確実だと思われます。)

「Chromeブラウザのリセット」の手順は以下の通りです。

Chromeブラウザを立ち上げ、右上のアイコンをクリック(❶)し、メニューから設定をクリック(❷)する
「Googleの設定」が選ばれた状態(❸)で、一番下にある「詳細設定」をクリック(❹)する
一番下にある「設定を下の設定値に戻す」をクリック(❺)する
「設定のリセット」をクリック(❻)する

「Chromeブラウザのリセット」すると、拡張機能と一緒に起動ページ、新しいタブページ、検索エンジン、固定タブがリセットされ、Cookieなどの一時データも削除されてしまいますが、ご了承ください。ブックマークや履歴、保存したパスワードは消えませんので、そこまで困ることはないと思います。

動画ウイルスの予防方法

最後に、動画ウイルスの予防方法についてです。

これはFacebookに限った話ではありませんが、ウイルス対策として一番有効なのは二段階認証です。二段階認証とは、IDとパスワードによる認証(一段階目)を行った後に、別の認証(二段階目)を行う方法です。二段階目で使われる認証はいろいろありますが、最初はSMS(携帯へのショートメッセージ)で十分だと思います。

Facebookの二段階認証の始め方は、こちらのサイトをご覧ください。

二段階認証は、最近ではセキュリティのマナーになりつつあります。この機会に、FacebookやGmail、Twitterなどにも二段階認証を設定してみてはいかがでしょうか。