これから大阪・関西万博へ行かれる方へ。人気パビリオンの予約が取れなくても、万博の魅力は尽きません。先日、1泊2日で大阪万博に行ってきた体験から、充実した一日を過ごすためのヒントを5つ紹介します。
1. 予約がなくても120%楽しめる!

今回、一番のお目当てだった落合陽一氏プロデュースの「Null²」や、宮田裕章氏の「Better Co-Being」といったシグネチャーパビリオンの事前予約は、残念ながら全滅。しかし、結論から言うと、それでも万博は十分に楽しめました。
当日入場可能なパビリオンはもちろん、世界各国の創意工夫が凝らされた建築デザインを眺めて歩くだけでも心躍ります。そして、夜空を彩るドローンショーをはじめ、いたるところで多彩なイベントが催されており、万博の持つ熱気に触れることができました。予約の有無で一喜一憂せず、万博全体の魅力を味わうつもりで臨むのがおすすめです。
2. 狙い目は「当日受付パビリオン」



事前予約なしで楽しめる理由の一つが、当日並べば入場できるパビリオンの存在です。例えば、フランス館やアメリカ館、イタリア館といった人気のパビリオンも、当日の列に並ぶことで入場可能でした。
混雑状況にもよりますが、人気のパビリオンは1〜2時間待ちが目安です。待ち時間を有効に使うためにも、コンパクトな折りたたみ椅子や時間つぶしのアイテムを持参すると良いでしょう。計画的に回れば、1日に1〜2館は人気のパビリオンを体験できるはずです。せっかくですから、ぜひ一つは挑戦してみることをおすすめします。
3. 超人気パビリオンは事前予約が鍵。抽選のコツと注意点
どうしても体験したいパビリオンがあるなら、やはり事前予約が必須です。予約のチャンスは主に以下の3回ですが、それぞれ特徴があります。
- 2ヶ月前の抽選予約: 早めに計画を立てて、まずはここでの当選を目指しましょう。
- 7日前の抽選予約: 2ヶ月前で外れても、まだチャンスはあります。諦めずに申し込みましょう。
- 3日前の先着順予約: 個人的にはあまりおすすめしません。深夜0時の受付開始と同時にアクセスが集中し、数時間にわたる格闘の末に予約が取れないケースも珍しくないためです。
抽選予約では、第5希望まで申し込めます。ここで少し戦略的なのが、時間帯をずらして第5希望まで同じパビリオンで申し込むこと。私もこの方法で「Null²」に7日前の予約を2日間挑みましたが、すべて落選。それほどの狭き門ですが、挑戦する価値はあります。これからの方は、ぜひ2ヶ月前の抽選からチャレンジしてみてください。
4. 侮れない「万博グルメ」。おすすめはパビリオン併設レストラン
正直なところ、訪れる前は「万博の食事は、高くて味はそこそこなのでは?」と少し侮っていました。しかし、その予想は良い意味で裏切られました。
フードコートエリアは賑やかで席も取りやすいのですが、特におすすめしたいのが各国のパビリオンに併設されたレストランです。世界各国の本格的な料理を手軽に味わうことができ、私が訪れたセルビア館のレストランは特に絶品でした。多くのYouTuberやブロガーが「万博グルメ」の情報を発信しているので、事前にリサーチしていくと、さらに食の楽しみが広がるでしょう。
5. 万全の熱中症対策で、一日を快適に過ごす
広大な会場を歩き回る万博では、季節を問わず熱中症対策が欠かせません。私が訪れた6月中旬でも、日中は真夏のような日差しでした。対策として以下のアイテムがおすすめです。
- 日傘(晴雨兼用が便利)
- 日焼け止め
- 飲み物や水筒
- 携帯扇風機
- ネッククーラー・冷感シート
特に重宝したのが、首元を直接冷やせるネッククーラーや冷感シートです。冷却効果が持続し、体感温度をかなり下げてくれます。家族や友人とシェアできるよう、少し多めに持参すると安心です。万全の準備で、最高の万博体験をしてください。