先生のための Weekly 教育ニュース(8/5〜8/11)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「不登校の子の自宅学習成果、成績に反映へ」「東京都、理数教育を推進『SIP拠点校』8校指定」「日本語指導必要な子ども最多」について取り上げています。


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不登校の子の自宅学習成果、成績に反映へ

文部科学省は、不登校の小中学生が自宅やフリースクールなどで取り組んだ学習成果が学校の成績に反映できることを周知するため、省令を改正する方針を決めた。

自治体が運営する教育支援センターや民間のフリースクールといった学校と連携している施設で学んでいることなどを条件とする。

学校外で学ぶ児童生徒の成績反映について、文科省は2019年に「意義が大きい」と認める通知を出している。しかし学校現場の認知度には差があり、省令の学校教育法施行規則に明記することで定着を図る

東京都、理数教育を推進「SIP拠点校」8校指定

東京都は、2024年度(令和6年度)SIP(Scientific Inquiry Program)拠点校を指定した。2024年度~2025年度(第III期)には都立大森高等学校、都立農芸高等学校、都立若葉総合高等学校、都立羽村高等学校の4校が指定され、第II期の4校と合わせ8校が指定校となった。

日本語指導必要な子ども最多

文部科学省は8日、公立の小中高校や特別支援学校に在籍し、日本語指導が必要な子どもが、外国籍と日本国籍合わせて2023年5月時点で6万9123人に上ったと発表した。1991年度の調査開始以降で最多。うち1割程度が補習などの指導を受けられておらず、学校現場の支援が追いついていない状況だ。

 在留外国人の増加に伴い、今後もこうした子どもは増えると見込まれ、文科省は日本語指導の支援員確保など取り組みをさらに推し進める。