毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「文部科学省、子供の自殺予防を呼びかけ」「病気で休む教員の代替者が見つからないケースが去年の約3倍に」「国際生物学オリンピック、高校生4人全員が銀メダル獲得」について取り上げています。
文部科学省、子供の自殺予防を呼びかけ
文部科学省は2024年7月12日、夏休み明けに増加傾向にある児童生徒の自殺を予防する取組みについて、各都道府県の教育委員会などへ通知を出した。SOS早期把握に向け、ICTツールも活用し、夏休みに入る前からアンケート調査や教育相談、ひとりひとりに対する面談などの対策を求めている。
病気で休む教員の代替者が見つからないケースが去年の約3倍に
病気などにより休職した教職員の欠員が補充できずに「未配置」となっている人数が、全国で少なくとも4000人に上り、特に病気で休む教員の代替者が見つからないケースが去年の3倍近くに増えたことがわかりました。
全日本教職員組合などは、37の都道府県と10の政令市の公立学校に対して、病気による休職や産休などの影響で教職員に欠員が出ている「未配置」について調査を行いました。
調査結果によりますと、今年5月1日の時点で「未配置」だった教職員の数は4000人を超えたことが分かりました。去年も調査に回答した24道府県5政令市の比較調査では、今年は去年の1.35倍に増え、改めて深刻な教員不足の実態が明らかになったかたちです。
国際生物学オリンピック、高校生4人全員が銀メダル獲得
カザフスタン共和国で2024年7月7日~14日に開かれた「第35回国際生物学オリンピック」において、日本代表として参加した高校生4名全員が銀メダルを獲得した。文部科学省は7月17日、4名全員に文部科学大臣表彰を行うことを発表した。