先日、あるサポート校で「ChatGPT Team」を契約した際に、課金に関する重要な問題が発見されましたので、ここで共有いたします。
「ChatGPT Team」はチーム利用を前提とした有料プランであり、個人向けプランよりもやや高額ですが、メンバーや課金の管理機能が充実しています。教育機関で教師や生徒に有料ライセンスを配布する際には、「ChatGPT Team」プランが利便性とセキュリティの観点から最適であると以前お知らせしましたが、今回注意が必要なことが分かりました。
重要な問題点
「ChatGPT Team」の大きな問題点は、チームに招待されたユーザーが管理者の許可なしに新しいメンバーを追加できる点です。このプランには、オーナー(Owner)、管理者(Admin)、メンバー(Member)の3つのロールがあり、最も権限が少ないメンバーでも他のユーザーを招待することが可能です。
さらに、招待されたメンバーは自動的に課金対象となり、メンバーの追加が通知される機能もないため、管理者やオーナーが知らない間に多数のメンバーが追加され、大きな費用が発生するリスクがあります。
Member | Admin | Owner | |
Core chat functionality | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
View all users | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
Invite new Members | ✔️ | ✔️ | ✔️ |
Invite new Admins/Owners | ✔️ | ||
Cancel an invitation | ✔️ | ✔️ | |
Remove a user | ✔️ | ✔️ |
結論
教員のみが「ChatGPT Team」を利用するのは問題ありませんが、未成年でまだいたずら好きな生徒を対象に運用するのは難しいでしょう。「ChatGPT Team」を導入する際には、この問題点を十分に考慮し、慎重に検討することをお勧めします。
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