大手フォントメーカーの株式会社モリサワでは、ユニバーサルデザインに配慮した「BIZ UDフォント」を提供しているのですが、この「BIZ UDフォント」が一般公開されました。4月1日からはGoogle のフォントサービスライブラリ Google Fontsへの提供も開始され、これらにより「BIZ UDフォント」をホームページやアプリで利用することが可能になりました。素晴らしいですね。
モリサワとユニバーサルデザインフォント
株式会社モリサワはフォントメーカーの大手で、「BIZ UDフォント」をはじめユニバーサルデザインに配慮したフォントを多く提供しています。以前にブログでも紹介した「UDデジタル教科書体」も、株式会社モリサワのフォントです。
「BIZ UDフォント」や「UDデジタル教科書体」などのユニバーサルデザインフォントは、「文字の形がわかりやすい」「文章が読みやすい」「読み間違えにくい」をコンセプトに作られています。ロービジョン(弱視)やディスレクシア(読み書き障害)の人でも読みやすいと言われており、学校のプリントやお便りにおすすめのフォントです。
「BIZ UDフォント」が一般公開された注目ポイント
そして先日、モリサワのユニバーサルデザインフォントである「BIZ UDフォント」が一般公開されました。とはいっても、最新のWindows OSやMac OSには無償版BIZ UDフォントがインストールされているので、一般ユーザーにはあまりインパクトはないかもしれません。
今回の注目ポイントは、「SILオープンフォントライセンス」で「BIZ UDフォント」が公開されたという点です。このラインセンスは、個人利用・商用にかかわらず無償で利用できます。また、Webサイトに埋め込んだり、改変して派生フォントを製作したり、ソフトウェアやプログラムなどに組み込むことが可能になりました。
さらに4月1日には、Google のフォントサービスライブラリ Google Fontsへの提供が開始されました。これにより「BIZ UDフォント」を大変手軽にWebサイトで使うことができるようになりました。こちらがモリサワのプレスリリースになります。
「BIZ UDフォント」は学校ホームページのフォントとして大変お勧めですので、ぜひご活用ください。