4月になり新年度が始まりましたね。学校では新しい先生が赴任されてきたかと思います。教育現場ではICT化が進んでおり、学校によって使用するICT端末もクラウドサービスも異なっています。新任の先生が学校のICT環境にすぐ馴染めるように、できるだけ早い時期にICT研修会を実施することをお勧めします。
新任の先生のための研修内容
新任の先生方に押さえてもらいたいICT関連のポイントは以下の通りです。
- ICT端末のセットアップ(Apple IDの作成や指紋認証などのセキュリティ設定など)
- Google WorkspaceやMicrosoft365などの基幹クラウドのセットアップ(ログイン手順、パスワード変更、2段階認証設定など)
- 学校メールソフトのインストールと使い方の紹介
- 学校グループウェアのインストールと使い方の紹介
- 導入しているクラウドサービスのインストールとログイン
ICT研修会といっても、かしこまった研修会形式にする必要はありません。おすすめの方法を紹介します。
まず新任の先生方には、上記の内容を説明した簡易マニュアルを配布します。ICTに詳しい先生ならマニュアルだけで設定が完了しますので、そういう先生は研修会に参加しなくても構いません。
マニュアルだけでは対応できない先生は、研修会に参加します。研修会といっても、始まりの時間と終わりの時間がきっちり決まっているかっちりとした会ではありません。
広い会議室を会場にして、そこでマニュアルをみながら設定を行います。そしてICTに詳しいサポート役の先生が数名待機をしておき、新任の先生が設定に困ったときにサポートする、という形式です。新任の先生は、自分の設定が全部終わったら抜けていきましょう。サポート役の先生も時間でシフトを決めておけば、負担を軽減することができておすすめです。
4月は先生方にとって大変忙しい時期ですが、新任の先生がICT環境に馴染めるように、できるだけ早めにICT研修会を実施することをお勧めします。