昨日、有志の先生方と開催しているオンライン読書会7回目に参加しました。課題図書は、先日ブログでも初回したSF小説「断絶への航海」です。今回の読書会では、書籍で描かれていた「惑星ケイロンの社会」をベースに”社会の在り方”などについて対話をしました。
読書会で新たな見方を発見
オンライン読書会では毎回、自分とは異なる多様な考え方を知ることができます。今回の読書会でも色々な発見がありました。
例えば、「小説ではケイロンの社会に地球から来た人たちが順応していくのですが、そのキャズムを超えたのはいつか」という指摘です。キャズムとは「深い溝」という意味で、人の集団が新しいものに順応していく際に発生する大きな障害のことです。地球人が新しいケイロンの社会に対してどのようにキャズムを超えて順応していったのかを参加者で読み解いたのは大変勉強になりました。
他にも「ケイロン社会が成り立つための必要十分条件は何か」「教室内はケイロン社会を成り立たせるための条件を満たしているのではないか」「新しい価値観、新しい社会を見ている人たちは既にケイロン人だと言えるのではないか」など、非常に楽しく興味深い対話をすることができました。
SF小説が課題図書だったのでどんな読書会になるのかドキドキしていましたが、普段以上に充実した対話を行うことができました。オンライン読書会に参加してくださった先生方、貴重な機会をありがとうございました!
次回のオンライン読書会は4月2日(土)で、課題図書はトフラーの「富の未来(上)」です。興味のある方はお気軽にご連絡ください。