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名作SF映画「2001年宇宙の旅」は難解だけど面白い

先日、古典的な名作SF映画と名高い「2001年宇宙の旅」をNetflixで初めて観ました。2時間28分もの長〜い映画を最後まで見終わった時の率直な感想は「意味不明!」でした。本当に意味が分からなくて、見終わったあともずっとモヤモヤしていました。

それもそのはず、この映画の監督は巨匠スタンリー・キューブリックです。そう簡単に巨匠の作品を理解できるはずがありません。しかし、このまま名作と名高い作品を「意味不明!」で終わらせてしまうのは勿体ないです。「2001年宇宙の旅」を理解する方法を探してみることにしました。


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2001年宇宙の旅

こちらが「2001年宇宙の旅」です。Amazonプライムビデオには無かったので、今回はNetflixで視聴しました。1968年の古い映画ですが、おそらくHDデジタル・リマスター盤だったのでしょう、映像も綺麗になっていてストレスはありませんでした。

ご存知の方も多いと思いますが、「2001年宇宙の旅」にはアーサー C クラークによる原作のSF小説があります。

映画「2001年宇宙の旅」を理解するには、やはり原作のSF小説を読むのが早そうです。ただし小説はなんと4部作で、「2001年宇宙の旅」から「2010年宇宙の旅」「2061年宇宙の旅」「3001年終局への旅」と続きます。全部を読むには時間がかかりそうです。

うーん、と悩んでネットをいろいろ調べていたら、どうやらYouTubeにアップされている映画評論家の町山智浩さんの解説動画が素晴らしいとのこと。こちらの動画ですね!

驚いたことにこの解説動画、なんと57分もあります。

まさか2時間28分の映画を観た後に、57分の解説動画を見ることになろうとは!!

解説動画が予想よりも長かったので正直悩みましたが、映画を観た後のモヤモヤ感に耐えられそうになかったので、思い切って聞いてみることにしました。(私は1.75倍速で再生しました。)

町山智浩さんの解説を聞いた後の感想は、ずばり「解説動画を聞いてよかった!映画はそういうことだったのか!」でした。映画「2001年宇宙の旅」の謎を綺麗さっぱり解説してくれて、すごいスッキリしました。

(解説動画では、謎を全部解説されつくしてしまった感もあるので、解釈を自分で考えたい人は小説の方が良いかもしれません。)

解説で思わず唸ってしまったのが、人工知能と人類との対峙です(動画の40分頃)。スティーブン・スティルバーグ監督の映画「A.I」と、スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」は対になっていたんですね。

調べてみたら、映画「A.I」はスタンリー・キューブリック監督が生前に温めていた企画だったんですね。映画は深いですね〜。

ということで、スタンリー・キューブリック監督の映画「2001年宇宙の旅」を無事に消化することができました。映画本編(2時間28分)+と解説動画(57分)を見る時間があるなら絶対にお勧めです!

「2001年宇宙の旅」とても難解な映画ですが、名作と呼ばれるに相応しい作品だと思います。