私が参加しているオンラインコミュニティABLabでは、宇宙をテーマにした様々なプロジェクト活動が行われています。私は宇宙教育プロジェクトを中心に活動していますが、他にも宇宙飛行士を目指す人のためのプロジェクトや次世代の火星ヘリを作るプロジェクトなど、プロジェクトがとても盛んです。中には二十代の若者がリーダーとなってチームを引っ張っているプロジェクトもあって、そうした若者の活躍はとても頼もしく、心から応援しています。
しかしながらプロジェクト活動は山あり谷あり、上手くいく時もあればそうでないときもあります。特にプロジェクトが行き詰まった時には、リーダーは精神的にくるものがあります。経験が浅ければ尚更でしょう。そこで今日は、プロジェクトに行き詰まった時の対処法を紹介します。プロジェクトリーダーの人はぜひ参考にしてみてください。
対処法1:睡眠を十分に取る
プロジェクトに行き詰まったときは大抵ネガティブ思考に陥っています。考えが堂々巡りになったり、悪い想像ばかりして解決策を思いつけなかったりします。こういう時は、活動してもダメです。何も考えずに、寝ましょう。
難しい問題に取り組んだり課題解決をするためには、十分なエネルギーが必要です。エネルギーは、気力や意志力、メンタルポイントと言い換えても良いです。これらを回復させる一番手っ取り早い方法は、睡眠を取ることです。
世の中には1日4時間睡眠で大丈夫なショートスリーパーの人もいますが、そうでない人はちゃんと睡眠をとりましょう。特にプロジェクトに行き詰まっている時は弱っていますので、まずは十分な睡眠を取ることを最初にお勧めします。
対処法2:プロジェクトをしばらく寝かす
もし可能であれば、行き詰まったプロジェクトをしばらく寝かす、つまり手をつけずに放っておくのも手です。
行き詰まっているときは知らず知らずのうちに視野が狭くなっています。時間をしばらく空けることで気持ちがリセットされます。それから改めて取り組んでみると、案外簡単に解決できることもたまにあります。
可能であれば一週間ぐらいプロジェクトを寝かしておくこと良いでしょう。
対処法3:別のプロジェクトや作業に浮気する
「行き詰まっているプロジェクトが気になって一週間も寝かせられない!」という人もいるでしょう。そんな人にお勧めなのは、代わりに別のプロジェクトや作業に取り掛かることです。個人的には、複数のプロジェクトを同時並行で取り組むことをお勧めしています。
複数のプロジェクトを抱えることは大変ですが、気持ちが程よく分散されるため、行き詰まっても深刻になりにくくなります。また、他のプロジェクトに集中することで気分転換になるため、効率よく成果を上げやすくなります。
複数のプロジェクトを抱えていれば一週間ぐらいプロジェクトを寝かしておくことは簡単にできますし、ふとした隙間時間に行き詰まったプロジェクトの解決策が思い付いたりもします。お勧めです。
対処法4:メンターに相談する
最後の対処法は、人に相談することです。友達や家族、プロジェクトメンバーに相談することは定石ですが、一番おすすめの相談相手はメンターです。
相手をメンターと呼べるかは、次の3つの条件でしょうか。
- 自分が尊敬できる人であること
- 経験豊富であること
- 自分のことをよく理解してくれていて愛があること
メンターと呼べる人がいるのといないのとでは全然違います。私も人生を振り返ってみると、何度メンターのアドバイスに助けられたか分かりません。
メンターにも得意不得意がありますので、複数人のメンターを作っておくと良いでしょう。私も私も困ったときに相談できるメンターが4人ほどいて、内容によって相談するメンターを変えています。もちろん複数人のメンターに相談することもあって、それはとても強力なアドバイスになります。
以上、プロジェクトに行き詰まった時の対処法でした。真面目な若い人ほど精神的にも行き詰まってしまいますので、悩んだ時はこれらの対処法をぜひ試してみてくださいね。