みなさんは「Mitaka(ミタカ)」というフリーソフトをご存知でしょうか?
Mitakaとは、国立天文台が開発しているWindows用のソフトウェアです。自宅のパソコンにインストールすれば、宇宙遊泳を疑似体験できたり、プラネタリウムで星を観たりすることができます。しかも、赤青メガネをもっていれば、3D(スリーディー)映像で宇宙を楽しむこともできちゃいます。
こんな高機能なソフトウェアなのに、なんと誰でも無料で使うことができるのです。インストールはもちろん、ソフトの操作も子供でも出来るぐらい簡単です。最新の研究結果に基づいた天体データが使われているので、宇宙・天文の勉強にもバッチリ。
それでは早速、Mitakaのインストール方法をみていきましょう。
1. Mitakaをダウンロードする
まず、ウェブブラウザを立ち上げて「http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/」にアクセスしてください。
画面を下の方にスクロールして、「ダウンロード」のコーナーを表示させましょう。最新バージョンのリンクをクリックしてください。2014年4月の時点では「Mitaka バージョン1.2.1a (2012/06/30 Release)」が最新バージョンとなります。
最新バージョンのリンクをクリックすると、「ファイルのダウンロード」画面があらわれます。[保存(s)]ボタンをクリックしてください。
すると、ファイル保存用の画面があらわれます。好きな保存先を指定して[保存(s)]ボタンをクリックしてください。おすすめの保存先は「デスクトップ」です。
2. zipファイルを解凍する
ダウンロードしたデータはzipファイルになっているため、このままでは使うことができません。そこでこのファイルを使えるように「解凍」という処理を行います。
解凍の仕方はとっても簡単。まず、先ほどダウンロードしたファイルのアイコンにマウスをあてて、右クリックをしてください。ダウンロードしたファイルが見つからない場合は、ダウンロードフォルダやデスクトップを探してみてください。
ファイルのアイコンを右クリックをすると、右クリックメニューが表示されるかと思います。そうしたらメニューの[すべて展開]を選択してください。
すると、展開画面があらわれます。展開先は分かりやすいようにデスクトップにしておきましょう。[参照]ボタンをクリックしてデスクトップを選択後、[OK]をクリックしてください。
展開先をデスクトップに指定し終えたら、あとは[展開]ボタンをクリックするだけ。これで解凍は完了です。
3. Mitakaを起動する
さぁ、いよいよMitakaの起動です。デスクトップに新しく作られた「Mitaka」フォルダを開いてみてください。
「Mitaka」フォルダの中にある「Mitaka.exe」をダブルクリックすると、Mitakaが起動します!もしうまく起動しないときは、「Mitaka_VC.exe」をダブルクリックしてみてください。
どうでしょう。うまくインストールすることができましたか?
おまけ:Mitakaをもっと楽しむために
赤青メガネで3D映像
Mitakaはアナグリフ方式の立体視表示に対応しているため、赤青メガネを使って大迫力の3D映像を楽しむことができます。
星や銀河が飛び出して見えるため、臨場感たっぷり!赤青メガネも比較的安価で買えるのでお勧めです。
コントローラーで楽々操作
Mitakaの操作は、マウスやキーボードを使って行っていきます。大人には特に難しくはありませんが、小学生の子供にはちょっと大変。
そこでお勧めなのが、プレイステーションのコントローラーを使ったMitakaの操作です。
プレイステーションのコントローラーとUSB接続機器を使うことで、Mitakaをゲーム感覚で操作することができるのです。これなら子供でも簡単にMitakaを楽しむことができますね。
セットアップはとっても簡単。パソコンとUSB接続機器とプレイステーションのコントローラーを繋ぐだけで、すぐにMitakaを操作できます。
Mitakaの入門書
最後に、Mitakaの遊び方が分かりやすく丁寧に書かれている入門書を紹介しますね。
今回の記事では紹介しなかった地形データのインストール方法はもちろん、「世紀末の惑星直列」や「カッシーニの土星大接近」、「壮大な宇宙の大規模構造」などの再現方法が紹介されています。Mitakaを遊び尽くしたい人にとっては必読の一冊ですね。