ちょうど一年ほど前、アベノミクスの成長戦略にプログラミング教育が含まれていたことはご存知でしたか?最近では、プログラミング学習の義務教育化についてよく議論されていますね。近い将来、中学校でのプログラミング授業が必修になる日が来るかもしれません。
でも、いざ子供にプログラミングを勉強させようとしても、一体どうすれば良いか分かりませんよね。そこで今回は、子供のプログラミング入門にお勧めのScratch(スクラッチ)とプログラミング体験教室についてお話ししたいと思います。
Scratch(スクラッチ)って何?
アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボが作った子供向けのプログラミング言語です。
プログラミング言語というのは、簡単に言うとアプリやソフトを作るための道具です。つまり、プログラミング言語を勉強すればゲームなどのアプリを作れるようになる、というわけです。
今回紹介する「Scratch(スクラッチ)」は、子供向けに作られたプログラミング言語なだけあって、直感的で分かりやすいのが特徴です。しかもインターネットがつかるパソコンがあれば、難しいインストールも不要!お手軽に始めることができちゃいます。
Scratch(スクラッチ)で何ができるの?
子供向けと侮ることなかれ!
Scratch(スクラッチ)は、その見た目こそシンプルで子供向けですが、その根底には「オブジェクト指向」というプロの考え方がベースにあります。
つまり、Scratch(スクラッチ)は子供だましの代物ではなく、プログラミングの本質を学べるプログラミング言語だというわけですね。
論より証拠。それでは、Scratch(スクラッチ)で作られたアプリをいくつか紹介しましょう。
太陽と地球と月の動きをシミュレーションをしたアプリですね。天体をマウスで移動したりすると面白いです。
個人的にとっても好きなゲームアプリ。そう、スーパーマリオです。(著作権、大丈夫なのでしょうか?)
さすがに、このレベルのゲームを作るのは大人でも大変ですが、それでも頑張ればできちゃうわけです。Scratch(スクラッチ)が子供だましのプログラミング言語ではないことが良く分かりますね。
Scratch(スクラッチ)入門におすすめ!体験教室
いくらScratch(スクラッチ)が簡単だと言っても、プログラマーでもない人が子供に教えるのはやっぱり大変ですよね。そんな悩みをお持ちの方に朗報です!
なんと、プロのプログラマーが子供を対象に、Scratch(スクラッチ)の体験教室を開催しているのです。YouTubeにその体験教室の様子がアップされていましたので、ちょっと紹介しますね。
この子供向け体験教室、直近では6月21日(土)に高田馬場で開催されるようです。
■日時・場所
– 2014年6月21日(土曜)午前10時〜11時
– CASE Shinjuku: http://case-shinjuku.com/access/
■先生はどんな人?
– 安川要平 YasuLab 代表 & エンジニア。
東京と沖縄を拠点にして、Web開発事業や教育事業に従事。IPA 未踏スーパークリエータ。
RubyWorld Conference や TEDxRyukyu などにも登壇。
体験教室に興味のある人は、次のFacebookページから参加申し込みをしてくださいね。開催日直前ですが、まだ申し込めば間に合うそうですよ!