DEI(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)を身近な人権問題として深く理解し、新たな視点を得られる『ポッシボの学校』がいよいよ開講します。4月からスタートする「講義コース」では、DEIに多角的に取り組む各界の専門家による講義と対話を通じて学びます。単なる理解にとどまらず、クリエイティブな体験を通して新たな視点を養うことができるのが特長です。
初回は4月22日に団体代表のコロンえりかさんが講師をつとめ、無料で受講いただけます。開催は完全オンライン形式のため、忙しい社会人でも無理なく参加できます。企業のDEI担当者、クリエイティブ×インクルージョンに関心のある方、DEIに興味を持つ教育関係者など、新しい視点で人権問題としてのDEIを学びたい方々のご参加をお待ちしています。
『ポッシボの学校』

『ポッシボの学校』は、一般社団法人El Sistema Connectが提供する新たなオンラインプロジェクトです。同法人は、ろう者・難聴・全盲・弱視・車いすユーザーなど多様な子どもたちが所属するインクルーシブ合唱団「ホワイトハンドコーラスNIPPON」を運営しています。昨年は、障がい者をテーマにした国際会議「Zero Conference 2024」のプレイベントでコンサートを開催するなど、素晴らしい実績を積み重ねています。
『ポッシボの学校』の活動内容は大きく分けて2つあり、「講義コース」と「ゼミコース」があります。
【講義コース】
こちらのコースは、企業のDEI担当者、クリエイティブやインクルージョンに関心がある方、音楽教育や福祉分野の関係者を対象としています。講座は全10回で構成され、各回にはDEIに精通した素敵なゲスト講師が登壇予定です。
第1回|4/22 コロンえりか「私たちはなぜDEIと向き合うのか」+ 各コースの紹介
第2回|5/27 松森果林(聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐユニバーサルデザインアドバイザー) 「聞こえる世界と聞こえない世界をつなぐ」
第3回|6/24 ロビン・ティム・ワイズ(Zero Project ディレクター) 「国際的に見た日本のDEIについて」
第4回|7/22 木村潤平(パラリンピック トライアスロンメダリスト)
第5回|8/26 親川修(NPO法人バリアフリーネットワーク会議代表)
第6回|9/23 鈴木款(ソーシャル・ジャーナリスト)
第7回|10/28 織田友理子(一般社団法人WheeLog代表理事)
第8回|11/25 本多達也(富士通株式会社 Onntenaプロジェクトリーダー)
第9回|1/27 東京都 スポーツ推進本部(東京2025デフリンピック大会事務局)
第10回|2/24 振り返りの会
https://congrant.com/project/esconnect/14084
【ゼミコース】
ゼミコースは、多様な子どもたちと関わる保護者や教育関係者を対象にしたオンラインコミュニティです。月2回(第二・第四金曜日、20:00〜21:00)開催されます。メンバーとの茶話会や、手話を使った歌(手歌)を体験できるほか、難聴の子どもの育児、日本手話と日本語対応手話の違い、弱視の子どもの便利グッズなどをテーマにしたプチ講座も予定されています。
- 対象:子育て中の家庭、子どもの教育に現在関わっている人
- 時間:月に2回オンライン開催(第二・第四金曜日20:00~21:00)
- 内容:
- <前半>茶話会と”たまにプチ講座”(60分)例 難聴の子どもの子育て、日本手話と日本語対応手話の違い、 弱視の子育て便利グッズ など
- <後半>子どもと一緒に手歌を覚えよう(60分)手話解説もあり
- 会費:3,000円/月 (月に2回参加可能です)
DEIを身近に感じ、インクルーシブな社会を一緒につくっていきたい方は、ぜひ参加をご検討ください!