毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「文部科学省、被災地の児童生徒にデジタル端末1500台無償貸与」「国立奈良教育大付属小で不適切授業」「文部科学省、全国の国立大学附属学校に不適切指導の点検指示」について取り上げています。
文部科学省、被災地の児童生徒にデジタル端末1500台無償貸与
文部科学省は、能登半島地震で被災した小中高生を対象に、学習用のデジタル端末1500台を無償貸与することを決めた。盛山正仁文科相が16日、記者会見で明らかにした。震源に近い珠洲市、輪島市、能登町、穴水町の4市町を主に想定しているが、他の自治体から要望があれば柔軟に対応するという。
国立奈良教育大付属小で不適切授業
国立奈良教育大附属小学校で、一部の教科において学習指導要領の規定に則していない授業が行われたとして大きな話題になっています。国立奈良教育大附属小学校は記者会見を行い、学校ホームページに謝罪文と報告書が掲載されています。
奈良教育大学と付属小学校は8つの教科と1つの学校での活動で国の学習指導要領に沿った授業が行われず、不適切な方法で授業が進められていたと発表しました。
不適切な授業は長年、行われていた可能性があり、学校は児童と卒業生に対して未履修の授業を補てんするとしています。
文部科学省、全国の国立大学附属学校に不適切指導の点検指示
奈良市の国立奈良教育大付属小で定められた授業時間の不足や履修漏れなど不適切な指導があった問題を受け、文部科学省は19日、全国の国立大学法人に、大学や付属学校での確認や点検を求める通知を出した。
盛山正仁文科相は19日の閣議後記者会見で「法令を順守した適切な学校運営が行われるよう、引き続き必要な対応を行う」と述べた。
奈良教育大によると、不適切な指導は九つの教科や活動で確認され、国語や外国語、道徳で、授業時間がそれぞれ年間30時間前後不足するなどしていた。