昨日のweekly教育ニュースでも紹介しましたが、夏休みを延長する自治体・学校が増えてきています。感染拡大に対して子供を守るための判断ですが、夏休み延長では子供たちの学習がまた遅れてしまいます。公立学校をはじめ、多くの学校では1人1台ICT端末が配られているのですから、今こそオンライン授業やオンライン朝活の実施を検討してはいかがでしょうか。
オンライン授業初心者の先生のための本
学校がオンライン授業やオンライン朝活を実施できない理由はいくつかありますが、ネックになりがちなのは先生方の「オンライン授業の心理的ハードル」です。オンライン授業をしたことがない先生や、ICTに苦手意識がある先生はまだ多いと思います。そんな先生にお勧めなのが、こちらの書籍です。「Zoomでオンライン授業をやってみたいけど、何から始めれば良いかわからない」、そんな先生が近くにいましたら、是非この本を紹介してあげてください。
タイトルからは分かりにくいですが、この本は「初心者向けのZoomを使ったオンライン授業のマニュアル本」です。Zoomを全く触ったことのない先生でも取り組めるように、Zoomのインストールからオンライン授業の方法まで、操作時のスクリーンショット(写真)付きで分かりやすく説明しています。
この本を読んでもらえれば、オンライン授業をしたことがない先生でも「オンライン授業ができない理由はないかもしれない」となると思います。それぐらい、オンライン授業の技術的なことに関しては簡単です。
また、この書籍の冒頭には「学びの保証」や「校長の権限」について、教育法規の観点から解説があります。「子供の学校がオンライン授業をやってくれない」と悩んでいる保護者の方も、この書籍の冒頭を読んだ上で、担任の先生やPTAの保護者と相談することで道が開けるかもしれません。
オンライン授業ができる学校が1校でも増えることを切に願っています。