「ジョブ型学校を出たのに現場で使えない」を解決するデュアルシステム

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落合陽一氏がパーソナリティを務めるネットの討論番組「WEEKLY OCHIAI」を毎週見ています。今週の討論テーマ「『鬼滅の刃』の大ヒットに見る、日本アニメのポテンシャル」は、最初はあまり興味がなかったのですが、蓋を開けてみたら「アニメ業界のビジネスモデル」や「クリエイター育成の課題」などの話題があって面白かったです。

特に興味深かった点が「アニメ業界が直面している課題が教育」だったことです。専門学校などのジョブ型学校を出ても、現場で即戦力になるだけの訓練を受けられずにいる人たちが多いそうです。アニメ業界は専門外ですが、この話を聞いて「デュアルシステムの専門学校」を作れば解決できるかもしれないと思いました。

目次

デュアルシステムの学校とは

デュアルシステム (Dual system、Dual apprenticeship systems) は、ドイツを発祥とする学術的教育と職業教育を同時に進めるシステムである。

ドイツ、オーストリア、ハンガリー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、セルビア、スロベニア、マケドニア、モンテネグロ、スイスで主流とされ、フィンランド、ポルトガル、デンマーク、オランダ、フランス、エジプトなどの多くの国で見られる。

日本版デュアルシステムは、専門高校や専門学校あるいは公共職業能力開発施設や認定職業訓練施設などが、座学と企業内の実習を並行して実施する職業訓練システムで、厚生労働省と文部科学省が携わる

Wikipediaより引用

デュアルシステムを簡単に説明すると、「職場の体験を単位化」することです。教育実習のように数週間ではなく「数ヶ月から年単位」で学生が実際の現場で働くシステムです。

「現場の力は現場でしか身につかない」とは、様々な業界で耳にする言葉です。だったら、学校で「現場」を体験し、生徒たちをフォローできる仕組みを作れば良いのです。私は、ジョブ型の学校はデュアルシステムを採用することをおすすめします。

ただし、現在の教育法規では学習指導要領の縛りが厳しいため、通常の高校で実現するのはかなり難しいです。可能なのは広域通信制高校や職業高校、専門学校、それに特別支援学校でしょう。

エンジニア・プログラマー系の専門学校には、このようなデュアルシステムを使っている学校もあると聞いたことがあります。

冒頭のアニメ業界の課題についても、例えばNetflixが出資して「アニメ制作会社・スタジオと提携したデュアルシステムを持つ専門学校」を作ったら面白いと思います。

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著者

AI教育コンサルタント / 株式会社FlipSilverlining 代表取締役 / 守谷市生成AI活用推進プロジェクトアドバイザー
自治体のAI教育アドバイザーや私立中高の教育コンサルとして学校現場に入りながら、AI時代の教育について書いています。著書3冊(明治図書)、教員研修・講演120回以上、授業視察1,000回以上。

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