先日、GIGAスクール構想に関する残念なニュースが報道されました。国の補助金を使って全国の公立高校に配備された9万5000台余りのタブレット端末のうち、なんと3分の1が一度も使われていないというのです。さらに、少なくとも1万3000台が今後も使われる見込みがないことが、会計検査院の調査で明らかになりました。
コロナ禍を経て、教育現場におけるICTの重要性が再認識され、1人1台のICT端末整備が進んだ一方で、せっかく配備された端末が十分に活用されていない現状には危機感を覚えます。ICT教育は、これからの時代を生きる子どもたちにとって不可欠な学びです。後戻りすることなく、前を向いて進んでいかなければなりません。
ICT活用に苦労している学校に対しては、私をはじめとする専門家が適切な支援を提供する用意があります。教育委員会や学校は、ICTの活用状況を定期的にモニタリングし、活用が進んでいない場合は原因を分析して改善策を講じていきましょう。