第九の奇跡が再び東京へ:ホワイトハンドコーラスNIPPONの写真展

「第九の奇跡〜ホワイトハンドコーラスNIPPON写真展」が2年ぶりに東京で開催されます!ホワイトハンドコーラスNIPPONは、目の見えない子どもたち、耳の聞こえない子どもたちによる「インクルーシブな合唱団」です。

展示では、暗闇の中で「光る手袋」を使って手話を表現する子どもたちの姿を、田頭真理子氏の鮮明な撮影によって捉えています。これらの写真からは、表現者たる子どもたちの生き生きとした姿や、音のない世界での手話の響き、ベートーヴェンの第九交響曲とフリードリヒ・シラーの詩に込められた深いメッセージが伝わってきます。前回の展示を訪れた際には、写真から伝わってくるエネルギーに心から感動しました。

写真展は、2024年9月4日(水)から10月9日(水)まで、品川のキヤノンオープンギャラリーで開催されます。この素晴らしい写真展をぜひ多くの方に体験していただきたいです。


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第九のきせき2024

https://daikunokiseki.dialogue.or.jp/ より引用

本展は、ホワイトハンドコーラスNIPPONと写真家 田頭真理子氏のコラボレーションによる写真展です。
ホワイトハンドコーラスNIPPONは、ろう者、難聴、全盲、弱視、車いすユーザーなど、多様な背景や特徴を持つ子どもたちが所属しているインクルーシブな合唱団です。手話の表現で歌う(手歌)サイン隊と、声で歌う声隊がともに音楽を奏で、サイン隊が白い手袋をして歌の世界を表現することから、ホワイトハンドコーラスの名前がついています。
本展では、光るライトを入れた手袋を着用したホワイトハンドコーラスNIPPONのメンバーが、手歌でベートーヴェンの交響曲第九番の「An Die Freude(歓喜の歌)」を表現し、写真家の田頭真理子氏がその光の軌跡を撮影した作品を展示します。「音楽は聞こえないと楽しめない」という概念を壊す写真展となっています。
田頭氏とホワイトハンドコーラスNIPPONの芸術監督を務める声楽家のコロンえりか氏が、「触れる写真」など、視覚以外でも第九を楽しんでもらえるような展示をプランニング。キヤノンプロダクションプリンティング(オランダ)が制作に協力した「触って分かる写真」も国内で初めて展示し、手の動きの軌跡を隆起印刷で表現することで、視覚に障がいがある人もない人も、インクルーシブに写真を鑑賞できます。
作品はキヤノンのプリンター「image PPOGRAF」でプリントし、展示します。

こちらは前回のホワイトハンドコーラスNIPPON写真展を訪れた際のブログ記事です。興味をお持ちの方は、ぜひご一読ください。