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先生のための Weekly 教育ニュース(1/31〜2/6)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「公立小学教員採用倍率2.6倍、2年連続で過去最低更新」「学校の働き方改革 取り組むべき7項目を文科省通知」「『情報』免許なしで教える公立高校の教員 全国で1100人超」「文科省、濃厚接触者の大学入試要件を緩和」「文科省、コロナ対策で合唱や演奏の制限要請」について取り上げています。


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公立小学教員採用倍率2.6倍、2年連続で過去最低更新

教員の人気低迷・人手不足に関するニュースです。

文部科学省は31日、2021年度採用の公立小学校の教員試験の倍率が前年度比0・1ポイント減の2・6倍となり、2年続けて過去最低を更新したと発表した。中学校も同0・7ポイント減の4・4倍に低下し、バブル景気の影響で民間就職が好調だった1991年度に次ぐ過去2番目の低水準だった。

 高校の倍率は6・6倍で前年度比で0・5ポイント上昇したが、受験者数は2万6163人と過去最低だった。文科省は「倍率の低下で質の確保が難しくなっている地域もあると聞く。教員の魅力を高める取り組みを続けたい」としている。

学校の働き方改革 取り組むべき7項目を文科省通知

先ほどの人気低迷・人手不足の件を受けて、文部科学省は「働き方改革が一番の優先施策」とし、次の7つの項目を各学校に通知しました。

  1. 勤務時間管理の徹底について
  2. 働き方改革にかかわる取り組み状況の公表について
  3. 学校および教師が担う業務の役割分担・適正化について
  4. 学校行事の精選や見直しについて
  5. ICTを活用した校務効率化について
  6. 教員業務支援員(スクール・サポート・スタッフ)について
  7. 部活動について

「情報」免許なしで教える公立高校の教員 全国で1100人超

2025年の大学入学共通テストから情報Ⅰが追加となりましたが、この「情報」を教える教員が不足しています。情報の免許を持っていても、専任ではないためプログラミングなどを指導できない先生も多く、現場は厳しい状況です。

文科省、濃厚接触者の大学入試要件を緩和

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、文部科学省は31日、濃厚接触者となった大学入試の受験生について、別室受験の要件を緩和すると決めた。保健所業務が逼迫(ひっぱく)している自治体の受験生は、PCR検査なしでも別室受験を認める。また、感染者が急増するなか保健所が濃厚接触者の特定をしない事例も出ており、濃厚接触者の可能性があっても無症状なら別室受験できるとした。

 これまで文科省は濃厚接触者となった無症状の受験生について、①保健所指定医療機関でのPCR検査などで陰性②受験当日も無症状③公共交通機関を利用しない(事前予約のタクシーは利用可)――の3条件をすべて満たせば別室受験を認めるとしていた。

 新たな方針では、①について、保健所業務の逼迫でPCR検査ができない場合は、受験生自身が無症状であることを確認した上で別室受験を認めるとした。

文科省、コロナ対策で合唱や演奏の制限要請

文部科学省は4日、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した学校での感染防止強化策をまとめ、全国の教育委員会に事務連絡を出した。合唱や管楽器の演奏、調理実習など感染リスクの高い教育活動を基本的に自粛することを要請した。

共同通信