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先生のための Weekly 教育ニュース(7/26〜8/1)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「共通テストに情報が正式に追加決定」「国立大学の共通テストに情報の必修化案を検討」「授業時数特例校制度と教育課程特例校制度の申請手続きがスタート」について取り上げています。


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共通テストに情報が正式に追加決定

ここまでは予想通りとはいえ、大学入学共通テストの「情報」追加の正式決定は大きなニュースです。次の注目ポイントは、どれだけの大学が「情報」を大学入試で採用するかですね。こちらは今年の秋に発表予定とのこと。注目です。

文部科学省は30日、2025年以降の大学入学共通テストの出題科目を正式に決めた。来年度から導入される高校の新学習指導要領を反映し、「情報」を出題教科に追加。一方で、国語・数学での記述式問題導入と、英語民間試験の活用については、いずれも見送りを正式に決めた。

 各大学は今後、25年以降の共通テストで受験生にどの教科・科目を課すかを検討する。文科省のルールでは、出題科目などに大きな変更がある場合、実施の2年前に公表すると定められており、これに沿って各大学が科目を公表する見通し。文科省は、各教科の試験時間などを今秋に改めて公表する方針だ。

国立大学の共通テストに情報の必修化案を検討

大学入学共通テストの情報がどれだけの大学で採用されるかを左右する大事なニュース。仮に国立大学全てで必修化されたら、大学受験関係者に衝撃が走ることでしょう。

共通テストは、これまで英語の民間試験導入や記述式導入などの改革に失敗してきたため、今回の情報導入がどう転ぶかは正直読めません。ですが、リスク対策として「必修化されらときのプラン」は今から用意しておくことをお勧めします。(私のサポートしている学校では、既に対策に取り組んでいます。)

2025年の大学入学共通テストから、国立大学の受験生には原則として「6教科8科目」を課す――。国立大学協会の入試委員会(委員長=岡正朗・山口大学長)が、そんな案の検討を進めていることがわかった。従来の「5教科7科目」に、プログラミングなどを学ぶ教科「情報」を上乗せする案だ。

授業時数特例校制度と教育課程特例校制度の申請手続きがスタート

7月5日のweekly教育ニュースでお伝えした「授業時数の1割が裁量可能に」なる新制度の手続き詳細が明らかになりました。関連して教育課程特例校制度の申請も始まっていますので、申請予定の先生方はチェックしておきましょう。なお提出期限は、授業時数特例校制度は令和3年 12 月 31 日、教育課程特例校制度は令和3年8月 31 日です。