今日は起業家や将来起業をしたい人におすすめの本紹介です。著者は経営コンサルタントでマーケッターとして著名な神田昌典氏です。神田さんはマーケティングに関して様々な書籍を出されていますが、今日紹介する「成功者の告白」はなんと小説です。この本では、起業をしてから会社が成長するにつれて引き起こされる様々な課題を、フィクションの物語にのせて分かりやすく教えてくれます。将来、独立や副業を考えている人におすすめの一冊です。
書籍紹介
お金が欲しい。
広い家に住みたい。
そんな身勝手な欲求で、僕は仕事に没頭した。
お金儲けに関する本を貪り読んだ。
はじめの半信半疑だった成功法則も、
やってみたら本当に結果が出た。
走って、走って、走りつづけた。
銀行残高は増え、広い家に住めるようになり、
憧れていたスポーツカーも買った。
気づいたときには、ビジネスの天才と呼ばれるようになっていた。
ハッピーエンド。
誰もが羨む成功物語だ。
しかし、成功法則には、書かれていないことがあった。
成功への道のりには、いくつもの地雷が埋められていたのだ。
「成功者の告白」冒頭より引用
こんなメッセージから「成功者の告白」は始まります。
本書のテーマは「ビジネスと家庭のバランスを取りながら、いかにして事業を成長させるか」です。事業が順調にいけばいくほど、それと等価の困難や障害が現れるからです。その地雷は仕事の範囲内で爆発するのではなく、むしろプライベートな部分で爆発するというのが怖いところですね。
私も起業をしてから今年で8年になりますが、この本を読んでいたことで予防できたり、一歩を踏みとどまることができたりしました。もちろん私は大きな地雷を踏むような大きな成功はしていませんが、それでも家族との幸せや自分の健康を大事にできたのは「成功者の告白」の教訓があったからです。
そして今、一般社団法人設立という第二の起業をするにあたり、この本が教えてくれた教訓を反芻しています。将来、独立や副業を考えている人はぜひご一読ください。おすすめです。