今年の2月から平本式心理学&コミュニケーション実践3ヶ月コース、通称「現場変革リーダー養成コース(現変)」に通っています。このオンラインコースでは、コーチングやカウンセリング、ファシリテーション、プレゼンテーションなどのコミュニケーションスキルを学ぶことができます。
早いものでコーチング研修に参加した時間が通算100時間を越えました。コーチングの基本的な考え方は身についてきたので、今はそれをどう普段の仕事に活用できるかを集中して考えています。今日はDay9で学んだプレゼンテーションスキルについて簡単にシェアしたいと思います。
プレゼンテーションスキル
現変Day9で学んだプレゼンテーションスキルの中で一押しだったのが「想定される聞き手3名の感情設計を行うこと」です。「想定される聞き手」とは、そのプレゼンテーションを聞く人たちのことです。学校説明会だったら受験生の保護者や塾の先生方ですね。
ポイントは、「想定される聞き手」から典型的な3名を選ぶことです。仮にAさん、Bさん、Cさんとしましょう。
Aさんは、「想定される聞き手」たちの中で「自分たちに好意的な人」もしくは「聞き手の中で一番メジャーなタイプの人」を選びます。学校説明会の例だったら「第一志望の保護者」でしょうか。
次にCさんを選びます。CさんはAさんと真逆のタイプ、つまり「自分たちにあまり好意的でない人」が良いでしょう。学校説明会の例だったら「受験する気はないけど参加してみた保護者」でしょうか。
最後のBさんは、AさんとCさんの中間ぐらいのタイプを選びます。学校説明会の例であれば「受験するか迷っている保護者」などでしょうか。
そして、そのAさん・Bさん・Cさんが説明会に参加する前(Before)と後(After)でどういう気持ち(感情)になって欲しいかを考えて、プレゼンテーション(学校説明会)の内容を作っていけば良いのです。
特に効果的なのがオープニングトークで、Aさん・Bさん・Cさんそれぞれの立場に寄り添って(マッチング)、どうなったら良いか(リーディング)をする話し方です。具体的には「この中には、〜〜〜な人もいるでしょう。そんな人が、〜〜〜になったらどうでしょう。」というパターンでAさん、Bさん、Cさんについてマッチング&リーディングをしていきます。
このオープニングトークができれば、参加者の気持ちに寄り添ってプレゼンテーションを始めることができるため、その後の本題も間違いなく話しやすくなります。ぜひ試してみてください。