【Zoom】マルチスポットライト機能とマルチピン機能(9月1日の更新情報その2)

昨日の記事の続きです。9月1日にZoomアプリがver 5.2.2 にアップデートされました。今日はZoomの新機能「スポットライトとピンを複数の参加者に対して設定できるようになったこと」について紹介したいと思います。


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Zoomのアップデート

今回のアップデートの公式情報はこちらをご覧ください。

新機能を使うためには、Zoomアプリを最新版にアップデート(更新)する必要があります。Zoomアプリのアップデートの方法は、こちらの記事をご覧ください。

マルチスポットライト機能

Zoomには「スポットライト」と呼ばれる機能があります。スポットライト機能とは、参加者のZoom画面において「特定の人のビデオ画面」を大きく表示させる機能です。例えば、オンライン授業やオンラインセミナーにおいて、先生や講師の方のビデオ画面を大きく表示させたい時などに、スポットライト機能を使います。

このスポットライト機能は、これまでは参加者1人に対してしか設定することができませんでした。それが今回のZoomのアップデートによって、最大9人に対してスポットライトを設定できるようになったのです。

こちらが2名の参加者に対してスポットライト機能を設定した時の画面です。

スポットライトの設定の方法は、とっても簡単です。スポットライトを設定したい参加者のビデオパネルをマウスでクリックして、表示されるメニューの中から「全員のスポットライト」もしくは「スポットライトを追加」をクリックすればOKです。

スポットライトを解除したい時は、解除したい参加者のビデオパネルをマウスでクリックして、表示されるメニューの中から「スポットライトを削除」をクリックすればOKです。

マルチスポットライト機能の注意点

マルチスポットライトの新機能を使う際には、注意点が3つあります。

  • スポットライトを設定できるのはホストと共同ホストのみであること
  • ビデオオフの参加者には、スポットライトを設定できないこと
  • マルチスポットライト機能が使えるのは、パソコンのみであること

1点目は、当たり前の注意点です。スポットライト機能は、参加者全員の画面表示に影響をあたえる機能ですので、ホストと共同ホストにしか使えません。

2点目は、スポットライトを設定できる参加者の条件です。スポットライトは参加者のビデオ画面を大きく表示させる機能のため、ビデオオフの参加者に対しては設定できません。意外と盲点な仕様だと思います。

最後後の3点目は、マルチスポットライト機能が使えるのはパソコンのみであることです。生徒や参加者がスマホ・タブレットを使っている場合は、マルチスポットライトを設定しても、最初の1人に対してしかスポットライトが当たりませんのでご注意ください。

マルチピン機能

ピン機能は、スポットライト機能と同じように「特定の参加者の画面を大きく表示させる機能」だと思ってください。ピン機能とスポットライト機能の差は、その影響範囲です。

スポットライト機能が「参加者全員の画面表示」に影響を与えるのに対して、ピン機能は「自分だけの画面表示」に影響を与えます。つまりピン機能とは、自分が見やすくするために、特定の参加者のビデオ画面を大きく固定表示させるための機能です。

このピン機能は、これまでは参加者1人に対してしか設定することができませんでした。それが今回のZoomのアップデートによって、最大9人に対してピンを設定できるようになったのです。マルチスポットライト機能と一緒ですね。

スポットライト機能と同じく、ピンの設定方法も簡単です。ピンを設定したい参加者のビデオパネルをマウスでクリックして、表示されるメニューの中から「ピン」もしくは「ピンを追加」をクリックすればOKです。

明日は「Zoomのオーディオコーデックの品質が48Khz、96Kbpsモノ/ 192kbpsステレオに対応されたこと」について紹介したいと思います。