先生のための Weekly 教育ニュース(8/18〜8/24)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「不登校支援、校内の『居場所』や支援員拡充へ」「不当な要求、学校以外で対応と位置付け」について取り上げています。


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不登校支援、校内の「居場所」や支援員拡充へ

増え続ける不登校の児童生徒の支援体制構築に向け、文部科学省は、空き教室を活用して自治体が設置する「校内教育支援センター」に支援員を配置するための経費補助を、現行の2千校分から2.5倍の5千校分に増やす方針を固めた。スクールカウンセラー(SC)らの配置拡充などと合わせ、来年度予算案の概算要求に110億円超を計上する。関係者への取材で22日、分かった。

 校内教育支援センターは「校内フリースクール」などと呼ばれ、登校できてもクラスの中に入れない子どもの居場所や学習環境を確保するのが目的。教員や支援員、SCが連携しながら、児童生徒が自分のペースで生活や学習ができるよう支援している。

不当な要求、学校以外で対応と位置付け

文部科学省は19日、教員の働き方改革に関する指針の改定案を中教審特別部会に示した。学校と教員の業務を(1)学校以外が担うべき業務(2)教員以外が積極的に参画すべき業務(3)教員の業務だが負担軽減を促進すべき業務―の3分類に整理し直し、保護者らからの過剰な苦情や不当な要求への対応は「学校以外が担うべき業務」と位置付けた。