学校のトイレ研究会が公表した自治体アンケート調査の結果が興味深いので紹介します。新しい時代の学びを支える安全・安心な教育環境の実現のために、「老朽化対策」と「トイレの改善」が重要視されていることが明らかになりました。このアンケート調査は、2023年9月から11月にかけて全国99の自治体から回答を得たものです。
お勧め記事
最も多かった回答は「老朽化対策」で85%に上りました。次いで「バリアフリートイレの整備」が58%、「トイレの洋式化・乾式化」が57%となり、「老朽化対策」とあわせて「トイレの改善」が上位に挙げられました。他にも、「スロープ・エレベーターの整備」が56%、「避難所としての防災機能強化」が53%の回答を得ており、アンケート結果からはインクルーシブ教育や災害対策に配慮したバリアフリー対策が重要視されている傾向が見て取れます。
調査を行ったのが「学校のトイレ研究会」ということを考慮しても、トイレの改善を重視している自治体は多いことがうかがえます。学校経営者の先生方は、この結果を参考にしてみてはいかがでしょうか。