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Google Workspaceの2段階認証(4)例外アカウントの設定方法

Google Workspace for Educationの2段階認証に関する最後のポイントです。これまで2段階認証を導入するのに必要な手順や設定を紹介してきましたが、先生の中にはスマホや携帯電話を持っていない方もいます。2段階認証を必須に設定してしまうと、その先生はログインすることができなくなってしまいます。そんな時は2段階認証の例外アカウントを設定することで対処することが可能です。


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2段階認証必須の例外を設定する手順

教員アカウント全体に2段階認証を必須に設定した状態から、例外として「2段階認証をしなくても良いアカウント」を設定する手順について紹介します。設定手順は(1)例外用のグループを作成し、例外にしたいアカウントをグループに追加する、(2)例外用グループの2段階認証の設定を調整する、となります。

まずは「(1)例外用のグループを作成し、例外にしたいアカウントをグループに追加する」についてです。Google Workspace for Educationの管理者ページから、例外用のグループを作成しましょう。グループ名はなんでもOKです。グループを作成する手順は、こちらの記事をご覧ください。

次は「(2)例外用グループの2段階認証の設定を調整する」です。Google Workspace for Educationの2段階認証の設定ページに移動しましょう。

2段階認証の設定ページに移動したら、まずは2段階認証を必須にさせている組織部門を選択します(①)。その状態で、組織部門の下にあるグループ(②)から、先ほど作成した例外用グループを検索しましょう。

例外用グループが見つかったら、そのグループにチェックを入れ(③)、その状態で右側の2段階認証の設定で「強制しない」を選択(④)して、設定を保存させればOKです。これで指定された組織部門とグループの両方に属している先生のアカウントは、2段階認証の必須化が解除されます。

スマホなしでも2段階認証を行う方法

最後に、スマホなしでも2段階認証を行う方法について紹介します。

Googleアカウントでは、スマホを使う代わりに、「セキュリティキー」と呼ばれる専用ハードウェアを使って2段階認証を行うことができます。認証の鍵となるセキュリティキーは、USBスティック型やBluetooth対応など、様々な製品がリリースされています。値段もピンキリですので一概にお勧めするのは難しいのですが、迷われたらGoogleが公式に出しているこちらの「Titanセキュリティキー」を検討してみてください。

セキュリティキーの使い方については、こちらの記事がお勧めです。