先日、「海外大76校合格の北豊島高、進学先は世界規模で選択」という記事をSNSで見ました。私立北豊島中学校・高等学校の生徒24人がイギリス、アメリカ、タイの海外の大学76校に合格した、と発表されました。合格した大学の中には世界大学ランキング上位校も含まれているそうです。このような「海外大への進学希望者」は、実はここ数年で大きく増加しているのです。高校生の進路指導をされている先生方は、ぜひこのトレンドを押さえておきましょう。
海外大学への進学トレンド
海外大への進学希望者の増加傾向は、開成中高の進学実績から見てとることができます。開成高校は、卒業後の生徒の進路を公式ホームページで公表しており、そこから海外大学進学実績の推移をチェックすることができます。
「いやいや、それは開成だからだよ」と思われるかもしれませんが、実はそんなことはありません。私は仕事柄、さまざまな私立学校と交流がありますが、開成高校以外の学校でもジワジワと海外大学進学者が増えてきています。例えば、聖学院高校でも開成と遜色ない名門海外大学の進学者がいますし、広尾学園の海外大学合格者数はなんと219名にも達しています。海外大学への進学トレンドは確実に来ているのです。
こうした「進学先の変化」は、私立学校ならではのグローバル環境、ダイバーシティのある環境が生徒・保護者に影響を与えているのでしょう。このあたりの論考は、グローバル英語教育の専門家である鈴木さんによる「ShuTOMO(シしゅとも)7月4日号」の特集記事「グローバル教育の過去〜現在〜未来」に詳しいので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
高校生の進路指導をされている先生方は、ぜひこのトレンドを押さえておくことをお勧めします。
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