本日は研修講師として、サポート校のICT教員研修を実施しました。今回のICT教員研修では複数のテーマが用意されており、例えばZoomやGoogleクラスルーム、YouTube動画公開など、先生自身が受講するテーマを選べるようになっています。いうなれば教員研修の個別最適化ですね。教員のICTリテラシがある程度高くなってくると、一律に同じ内容を研修するよりも、自分でテーマを選べる方が研修効果も高くなるためお勧めです。
Zoomを使ったオンライン授業の研修
私が担当したテーマは「Zoomの活用方法」です。Zoomの基礎をしっかり学びたい先生や、ブレイクアウトルームを使ってグループワークをしてみたい先生が研修に参加してくれました。
私の研修では、最初の5分間を使って「今日の研修で一番知りたいこと・達成したい目標」を先生一人一人に発表してもらいます。自分でゴールを言語化してもらうことで研修効果を高めるという狙いと、研修講師である私が参加者のニーズを把握するという狙いがあります。大人数だと難しいですが、非常に効果的な手法なのでおすすめですよ。
研修会にはノートパソコンを持参してもらい、先生方には実際に手を動かしてもらいました。「操作の習熟」を目的とする研修は、座学オンリーでは身につきませんので、必ず参加者が手を動かすワークをいれるのがコツです。
研修を通して先生方の興味関心が特に強かったのは、「ブレイクアウトルーム」と「iPadの画面を共有する方法」の2つでした。
今回のサポート校では、先生一人一台iPadを数年前から導入してきたため「iPadの画面を共有する方法」は人気が高かったです。授業でiPadを使い慣れている先生がほとんどだったため、オンライン授業でも対面と同じようにiPadを使えるのは便利ですよね。
Zoomのブレイクアウトルームの機能は日々進化しているため、「Zoomでこんなこともできるんだ!」と驚かれていました。このブログでも情報発信をしていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
年内に予定されているICT教員研修は、これで最後になります。今年はコロナで大変な休校期間があったため、ICT教員研修を受講される先生方はみな真剣な表情でした。
こうした先生方のサポートを来年も引き続きしていきたいと思います。