先日、サポート校の先生から「来年度の新入生オリエンテーションの内容」について相談がありました。その学校では新入生オリエンテーションを毎年行ってきましたが、コロナなどの影響もあって内容をアップデートすべきな悩んでいたようです。
当然、来年度の新入生オリエンテーションの内容はアップデートすべきでしょう。今年の4月を思い出してください。今年の新入生は満足に登校することもできずに休校となり、その後のオンライン教育で大変苦労があったはずです。来年度の新入生オリエンテーションは、万が一の休校に備えた内容にすることをおすすめします。
オンライン教育の準備
優先度が高いのがオンライン教育の準備です。主に以下のような項目ですね。
G SuiteやOffice365などのクラウドIDの配布と端末でのログイン。
GoogleクラスルームやTeams、ロイロノートなどの課題の送付・回収を行うアプリの使用方法。
ZoomやGoogle Meet、Teamsを使ったオンライン授業の参加の方法、などなどです。
他にも今年の4月の臨時休校で苦労したこと、困ったことを思い出して、それを予防する内容を新入生オリエンテーションに盛り込むと良いでしょう。
社会の変化を新入生に語ろう
もう一つ、新入生オリエンテーションでは大事なポイントがあります。それは「コロナによる社会の変化」を生徒たちに語ることです。
ご存知の通りコロナの前と後では、社会の価値観や考え方が大きく変化しました。
例えばオンライン授業とリモートワーク。今では普通に「週三日でリモートワークだよ」という会話が行われる時代になりました。社会で求められるICTリテラシーの水準が大きく変わった分かりやすい例ですね。
ついついオリエンテーションなどでは、アプリの使い方などの「How to」ばかりを教えがちです。しかし、生徒にまず語るべきは「なぜ、それを行うのか(Why)」の部分です。
生徒にICTの使い方を研修するのであれば、「なぜICTを使う必要があるのか」を「社会の変化」から語ってあげると効果的です。ぜひお試しください。