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【本紹介】10年後の仕事図鑑

プログラミング教育と脱工業化社会の論考では第4次産業革命について触れてきました。子供たちが大人になる第4次産業革命後の社会では、AIやロボットなどの実用化によって仕事が大きく変わるだろうと言われています。ニューヨーク市立大学教のキャシー・デビッドソン氏の予測、「2011年度にアメリカの小学校に入学した子供たちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」 は有名ですね。今日紹介する本「10年後の仕事図鑑」は、「第4次産業革命後の仕事」をイメージする際に参考になる一冊です。未来社会の仕事について知りたい人にお勧めです。


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書籍紹介

2018年4月に出版された堀江貴文氏と落合陽一氏による共著です。この2人がどのように未来社会を予測しているのか大変興味深いですよね。予測の対象は多岐にわたっており、例えば「無くなる仕事・変わる仕事」「生まれる仕事・伸びる仕事」「お金の未来」「日本の幸福と社会について」などをテーマにしています。もちろん教育についても触れており、「学校・教育の未来」のパートでは次のイラストとともに堀江氏、落合氏の教育に対する考えを知ることができます。

現代の日本社会において、その教育システムの中にいる6歳から18歳くらいの子供たちはあまりにも不幸だと思う。義務教育や高校教育が当たり前だという、あたかも本当のように聞こえる嘘の中を生きていかなければならないからだ。

彼らは旧世代の教育を受け続けることを義務付けられている一方で社会システムは瞬く間に変わっている。「本当はそんなこと学ばなくていい」といったことを、9年ないし15年間やらされてしまう。

大学を運営する側の立場にある僕としては、現状の教育システムを変えられていないことに申し訳なさを感じている。センター試験の穴埋め問題なんて、価値を作り出すこととは関係がないし、まったく意味がない。

10年後の仕事図鑑の落合陽一氏のパートより引用

上記のように堀江氏、落合氏の論考は大変興味深いのですが、個人的にはひとつ注意しておきたいことがあります。それは、堀江氏と落合氏の2人は「競争社会の勝ち組」の立場から物事を見ている点です。そこを意識さえしておけば、この本に書かれている二人の意見や考えは、「第4次産業革命後の社会」を予測する一助になると思います。子供たちが生きていく新時代をイメージしたい方にお勧めいたします。