東京都内では昨日から本格的に学校が再開され、分散登校や短縮授業などの対応が行われています。学校再開にあたり、文部科学省は「家庭と連携した毎朝の検温及び風邪症状の確認」を行うように通達を出しています。生徒の健康状態をチェックすることは、学校での感染対策としてとても重要です。そこで今日は、「生徒の検温・風邪症状の確認」をウェブで行う方法について紹介したいと思います。無料のGoogleフォームを使えばプリントを回収するより効率的ですし、紛失の心配もありません。お勧めです。
Googleフォームを使うメリット
Googleフォームを使えば、生徒ひとりひとりからプリント(健康観察の用紙)を回収する手間も省けますし、生徒がプリントを紛失したり家に忘れてきたりすることも防げます。Googleフォームの結果をスプレッドシートに連携させれば、例えば「37度以上の生徒にチェックを入れる」ことも出来ます。最初からデジタルデータで管理することで、様々な恩恵が受けられるのです。生徒や保護者にとっても、スマホで簡単に入力ができるGoogleフォームは手軽で好まれると思います。
Googleフォームのサンプル
イメージしやすい様に、Googleフォームで作成した「生徒の検温・風邪症状の確認」のためのサンプルを紹介ます。
フォームの項目は次の通りです。
- 学年【必須・プルダウン】
- クラス【必須・プルダウン】
- 出席番号【必須・プルダウン】
- 生徒氏名【必須・記述式テキスト(短文回答)】
- 日付【必須・日付】
- 体温【必須・記述式テキスト(短文回答)】
- 症状の有無【チェックボックス】
- 備考【記述式テキスト(長文回答)】
サンプルのGoogleフォームはそのままコピーすることは出来ませんが、上記の情報があれば簡単に再現できると思いますので、ぜひご活用ください。
【補足】Googleフォーム作成時のポイント
2点ほどGoogleフォーム作成時のポイントを解説します。
1つ目は、体温を入力する項目の「回答の検証」機能についてです。Googleフォームには、入力された値が正しいものかを判定して、間違っていたら再入力を促す「回答の検証」機能がついています。体温の項目では、こちらを使用することをお勧めします。
体温の「回答の検証」では数値を入力してもらいたいので、上の画像のように設定しましょう。判定基準は「34.0 〜 45.0の間にある数値」 のように入力すればOKです。これが1つ目のポイントです。
2つ目のポイントは、「症状の有無」の項目についてです。私の作ったサンプルのフォームでは、次の項目をチェックボックスにしています。
- 発熱
- 咳
- 喉の痛み
- 息切れ
- だるさ
- 関節痛・筋肉痛
- 頭痛
- 鼻水
- 下痢
- 食欲低下
- 腹痛
- その他(自由記述)
上記の項目は、Yahooニュースの「新型コロナ どんな症状・経過に注意すれば良い?」で紹介されている「新型コロナウイルス感染症の典型的な症状」と、文部科学省の学校再開ガイドラインを参考に私が作成したものです。「症状の有無」の項目は、各学校の判断で追加/削除をして対応するようにお願いします。
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