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緊急事態宣言延長に備えてオンライン授業との準備を進めよう

今日でGWが明けましたが、全国の感染状況は芳しくありません。5月11日までを予定していた4都府県の緊急事態宣言や7県のまん延防止等重点措置も、早ければ明日にでも期間が延長される可能性があります。文部科学省は全国一斉休校は考えておらず、地域一斉の臨時休校についても「真に必要な場合に限定し、慎重に判断すべき」との考えを示しています(4/23記者会見)。今後の状況によっては、大阪市のように「オンライン授業と対面授業の併用」が求められる学校も出てくるでしょう。学校今のうちにオンライン授業の準備を進めておくことをお勧めします。


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学校が備えておきたい3つのポイント

オンライン授業ち対面授業を併用する上で備えておきたいポイントは次の3つです。この3つを準備しておけば、万が一、学校が休校になった場合でも、スムーズにオンライン授業へと移行することができます。(なお、これは生徒1人1台ICT端末は整備されている前提です。)

  1. 生徒の自宅でのインターネット環境の整備
  2. オンライン教育のためのツールの整備
  3. オンライン教育のための教員研修

インターネット環境の整備

まずはインターネット環境の整備です。学校のネット環境、生徒の家庭のネット環境、そして可能であれば教員自宅のネット環境を整備しましょう。

ネット環境の現状把握には、スマホでも出来るGoogleフォームを活用すると良いでしょう。

現状把握ができたら、インターネット環境の整備に取り掛かりましょう。学校のインターネット環境については一朝一夕に整備できるものではありませんが、改善の取り組みをスタートさせることが大事です。

重要なのは生徒の家庭のネット環境に対する対応を準備です。具体的には、モバイルWi-Fiルーターの貸し出しが良いでしょうです。学校負担でルーターを用意できる場合は、資料を取り寄せておき、すぐに貸し出しを手配できるように準備をしておきましょう。

オンライン授業のためのツールの整備

オンライン授業のためのツールを整備しましょう。具体的なツールは次の3点です。

  • 連絡ツール(メールアドレス)
  • ビデオ会議システム(ZoomやMeet、Teams)
  • プラットフォーム(G SuiteやOffice365、Edmodo)

1つめは生徒・保護者への連絡ツールです。メールアドレスのリストを作っておきましょう。

2つめは、ビデオ会議システムです。ZoomやMeet、Teamsなどがあります。オンライン授業が必要になった場合、どのツールを使うのかを事前に決めておき、アカウントを作成しておきましょう。また、操作に詳しい先生がいる場合は、マニュアルを作成しておくと良いでしょう

3つめは、課題の配布・回収を行うためのプラットフォームです。G SuiteやOffice365、Edmodoなどになります。こちらも最低限の利用方法をマニュアル化しておくと良いでしょう。このツールは対面授業でも重宝しますので、この機会に慣れておくとよいでしょう。

オンライン教育のための教員研修

最後はオンライン教育のための教員研修です。インターネット環境を整備し、ビデオ会議システムやプラットフォームを準備しても、肝心の教員がツールを使えなかったら困ります。学校に通勤・登校できる期間中に、しっかり研修を実施しておくことをお勧めします。