最新の学校現場における生成AI活用の取材を終えたことを受け、ChatGPTを用いた教員研修プログラムを更新しています。この更新では、ChatGPTのユーザーインターフェースの変更に伴う対応策や、オプトアウト方法の変更だけでなく、生成AIの教育現場での実践例や最新の教育トレンドに関する解説も強化しました。この研修は約2時間半で完結する予定で、今月から最新版の提供を開始します。
ChatGPT教員研修プログラム紹介
(これまでのChatGPT教員研修の様子)
ChatGPT教員研修のプログラムは、大きく導入・活用・展望の3パートに分かれています。
「導入」のパートでは、生成AIの背景やChatGPTの基本操作、セキュリティと著作権の問題点に焦点を当てて解説します。このパートを通じて、参加するすべての教員が生成AIについて理解し、ChatGPTを自信をもって使用できるスキルを習得することを目指します。
次に「活用」のパートでは、効果的な活用方法の紹介だけでなく、具体的な学校現場での使用例をケーススタディとして実習形式で取り組む予定です。単なる情報伝達のみの研修では、実際の現場に役立つスキルが身につきにくいですので、私の研修では参加者が実際にChatGPTを操作する実践的な経験を重視しています。さらに、学校の授業や教育分野における民間企業での生成AIの活用事例を紹介します。
最後の「展望」のパートでは、ChatGPTをはじめとする生成AIが社会に与える影響や、社会がどのように変化していくのか、そして学校独自の生成AIガイドラインを策定することの重要性について解説します。もちろん、文部科学省が公開している生成AIの暫定ガイドラインの概要についても触れる予定です。この研修の経験を通じて、参加者の学校における生成AIの議論やAI教育へのアプローチが更に充実することを願っています。
このようなChatGPTの研修を希望する先生は、ブログか私のFacebookにメッセージをお送りください。AI教育の発展に貢献することができるよう、今後も教育におけるAI活用について積極的に取り組んでまいります。
書籍「教師のためのChatGPT入門」
もし学校での研修実施が困難な場合、私の書籍「教師のためのChatGPT入門」を参考にしていただきたいと思います。この書籍は、ChatGPTの基礎から始め、その応用、セキュリティの検討、そして生徒への適切な取り組み方法まで、幅広く丁寧に解説しています。教員研修で使用するケーススタディも掲載しており、日常業務や授業準備に非常に役立つ内容となっています。ぜひご活用ください。