【Zoom】デュアルディスプレイ(外付けモニター)を使ったオンライン授業の勧め

先日の「Zoomで生徒49人を1画面に表示する設定(パソコン限定)」という記事に引き続き、今日もZoomの小技紹介です。オンライン授業中では画面上に大勢の生徒が同時に映るため、生徒1人あたりの画面表示が小さくなり、表情を読み取ることが難しくなります。そこでお勧めなのが、大きな外付けモニターを使ったデュアルディスプレイです。ノートパソコンに外付けモニターを接続させることで、ノートパソコンの画面と外付けモニターの画面の2つを使うことができます。画面が大きくないノートパソコンを使っている先生には本当にお勧めです。今日はZoomでデュアルディスプレイを上手に使う方法を紹介したいと思います。


【スポンサードリンク】

こちらが我が家のテレワーク環境です。普段はここでオンライン研修やテレカンを行っています。Macbook Proに外付けモニターをHDMIで接続しています。

この状態でZoomを開始すると、次のようになります。メインモニターであるノートパソコンの方にZoom画面が表示され、外付けモニターの方には何も表示されていないことが分かります。

Zoomをデュアルディスプレイに対応させるためには、Zoomアプリの設定を変更する必要があります。設定はとても簡単です。パソコンでZoomアプリを立ち上げて、右上にある歯車アイコンをクリックしてください。

歯車アイコンをクリックすると設定画面が表示されますので、設定項目の一番上にある「デュアルモニターの使用」にチェックをいれてください。

これで設定は完了です。設定を終えると、Zoomの通話画面は次のように変化します。

外付けモニターの方に、新しくZoomウィンドウが表示されているのが分かりますね。しかしこの写真だけでは、デュアルディスプレイのメリットがあまり無いように感じます。違うんです。デュアルディスプレイがその威力を発揮するのは、画面共有を行う時なんです。

デュアルディスプレイの状態でZoomの画面共有を行うと、次のようになります。

お分かり頂けたでしょうか。メインパソコンの方で画面共有しているパワーポイントを操作し、外付けモニターには生徒たちの顔がギャラリービューで表示されるんです。

メインパソコン1つだけでZoomの画面共有を行う場合、説明をしながら生徒全員の様子を把握することは実質不可能でした。しかしデュアルディスプレイを使えば、共有画面とは別のモニターで生徒の様子が見えるため、説明をしながら生徒の様子をキャッチアップすることが可能になります。

生徒の表情からフィードバックを得られるので、授業がとてもやりやすくなります。もちろんチャット画面を外付けモニターに表示させておくこともできます。とっても便利ですので、自宅にモニターがある先生はぜひ試してみてください。

ただし、パワーポイントを画面共有で行う際は落とし穴があります。先ほどの状態からパワーポイントのスライドショーを開始すると、次のようになってしまうのです。

せっかくデュアルディスプレイにしたのに、両方の画面でパワーポイントが表示されてしまいました!!これでは生徒の様子を見ることができません。むむむ。

この対応にはちょっと苦労しましたが、今は無事に解決することができています。明日はこの問題の解決方法について紹介したいと思います。