誤解を正す

先日、プログラミング教育の教員向け書籍を読んでいたときのことです。その著者は元校長で教育委員会にも所属していた方なのですが、「教科書に載ったから、どの先生も必ず(授業で)やらなきゃいけない」と発言をしており、とても驚きました。このレベルの経歴の人が、平気で間違ったことを書籍に書いてしまうのか、と。


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学習指導要領による制限と教員の裁量」でも詳しく書きましたが、教員が従わなくてはいけないのは学習指導要領であって、教科書や教師用指導書では断じてありません。盲目的に教科書に従っていては、教員の裁量を自ら放棄することに繋がります。たとえそれが不慣れなプログラミング教育であっても、教員は自分の裁量を放棄すべきでは無いと私は思います。

幸いにも、その著者の発言の「教科書に載った」内容は、学習指導要領でも明記されていた内容だったため、結論自体は間違っていませんでした。(もし結論も間違っていたら書籍名を公表して言及するつもりでした。)

この著者が「教員の裁量」について知らなかったのか、知っていながら書いたのかは分かりません。ただし書籍になっている以上、少なくとも共著者や編集者のチェックはあったはずです。それでも文面になってしまったのは、それだけ誤解されている事柄・誤解されやすい事柄なのでしょう。

こういった「教育にまつわる誤解」を正し、教員や保護者がちゃんと自分で判断していけるように、大事な情報を発信していきたいと改めて思いました。